ロサンゼルス市内の自宅のパソコンや周辺機器に、驚くような数の児童ポルノ画像や動画を所持していたことからインターネット犯罪・児童ポルノ捜査班により逮捕され、2016年5月に起訴された『glee/グリー』の俳優マーク・サリング(35)。元恋人のロクサーヌ・ゴルゼラさんから「避妊具なしの性行為を強いられた」「性病がないか検査をと求めたところ、暴力を振るわれ怪我をした」などとして訴えられたこともあり、ラフな性生活は『glee』で演じた“パック”のキャラクターと変わらないと批判されてしまった。
昨年夏には無罪を主張していたサリング被告だが、間もなくの裁判を前に容疑の内容をすべて事実だと認めたもよう。これにより逮捕直後に報じられていた刑期より軽い懲役4~7年の実刑判決を言い渡される可能性があることを『E!News』が伝えている。裁判所の文書を独自に入手したという同メディアは、サリング被告が性犯罪者としての法的な登録に従うこと、罰金を支払うこと、刑期を満了した後も20年間は保護観察下に置かれることに同意したと伝えており、それらが判事に受け入れられるか否か今月17日の裁判に大きな注目が集まっている。
児童ポルノに関し、大変厳しい取り締まりと厳罰を設けている米国。アラバマ州ローダーデール郡では今から3年ほど前、連邦地方裁判所が児童ポルノ画像や映像を撮影・販売していた中年夫婦に対して2人合わせて2,340年という驚きの懲役刑を言い渡し、波紋を広げていた。犠牲になったのは6歳から9歳までの幼児、児童で、判事の「無垢な子供たちにみだらな行為を強要し、子供らしい魂を奪ったことは殺人行為にも相当する。考えうる最も重い罰がふさわしい」という主文も印象的であった。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)