地元の慈善団体への寄付を目的として、米ジョージア州の消防士が自らアイデアを出し来年度のカレンダーを完成させた。『Inside Edition』『Telemundo Amarillo』などが伝えた。


このほどジョージア州メーコン・ビブ郡消防署の消防士が、地元住民らの熱いリクエストにより2003年以来行っていなかったチャリティーカレンダーの作成を決意した。

署員のブレイン・アンバーさんとフィリップ・ハーンドンさんは、チャリティーのためにお金を集めたいこと、この企画の実行は署員らが更にフィットしたボディを得る動機になることを署長に説明し許可を得た。そして、果たして誰が写真撮影に向いているかという適性検査を行った。

3人の審査員により、撮影に参加したいという90人の応募者の中から男性署員35名と女性署員1名が2018年度「Middle Georgia Firefighter Calendar」のモデルに選ばれた。背景にスモークマシンを使って火事を演出したり、消防車の上で鍛えられたシックスパックを披露したり、ダルメシアン犬らと一緒にポーズを取ったりと署員自ら撮影のアイデアを生み出し、9月のページには9月11日のテロ事件の追憶ショットも撮影したという。「うまくできているか心配だったけど、完成した作品を見て素晴らしい出来になっていると思ったよ。
とっても楽しかった」とブレインさんは明かし、フィリップさんは「楽しかったけど、撮影は大変だった。でもチャリティーに貢献できるなら十分価値があったと思う」と話している。

カレンダーの売り上げは、がんを患う子供たちが治療を受けながらも充実した人生を歩めるよう患者の家族ともどもサポートする慈善団体「Jay’s Hope Foundation」と、殉職した消防署員の配偶者や家族らを支援する慈善団体「Georgia Fallen Firefighters Foundation」へと寄付される。



画像は『Inside Edition 2017年10月3日付「Firefighters Turn Up the Heat in Calendar Photo Shoot: ‘It Was Very Fun’」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)