生放送中にハプニングが起こっても、それを悟られないように振る舞うプロのニュースキャスターはさすがと言えるだろう。このほど米女性ニュースキャスターが生放送中に破水し陣痛が始まったのだが、番組の放送が終わるまで普段通りに務めた姿勢が話題になった。
『NBC4 NewYork』『Today』『Mirror』などが伝えている。

9月26日、アメリカのテレビ局「News 4」のキャスターを務めるナタリー・パスカレラさんは、生放送番組「News4 NewYork at 11」に出演していた。テレビの前では3人の同僚らといつものようにニュースを伝えるナタリーさんの姿があり、ちょうど番組が終わる間際にツイッターの話題でナタリーさんがクスクスと笑うシーンがあった。

その時ナタリーさんは破水したのだが、当然周りは知る由もなかった。異常を悟られないようにとごく普段通りに最後まで原稿を読み上げ、放送が終了してから破水して陣痛が始まったことをスタッフらに伝えたのである。

番組制作責任者とスタッフらはナタリーさんを病院まで連れて行き、夫ジェイミン・パストアーさんが合流した。
その13時間後の27日、予定日より数週間早かったがナタリーさんは第2子となる2,438グラムの元気な男児を出産し、後に喜びを自身のツイッターやインスタグラムに投稿した。

翌日の同番組ではナタリーさんのことが話題になり、局の同僚を含む多くのユーザーらも祝福の声を寄せた。仕事に責任を持ち、最後まで原稿を読み上げるというアンカーウーマンとしてのプロならではの行為は感心せざるを得ない。なお今年4月には、生放送中に夫の交通事故死を知りながらも冷静にその速報を読み上げたインドの女性ニュースキャスターが称賛を浴びていた。

画像は『Natalie Pasquarella 2017年9月29日付Twitter「A beautiful blessing decided to make his entrance early!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)