子連れ客に「禁煙席ですか? 喫煙席ですか?」 ファミレスの接客フローはおかしいか議論
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NPO法人「フローレンス」の代表理事・駒崎弘樹さんがTwitterで「子連れでデニーズに入ったら、『禁煙席ですか? 喫煙席ですか?』と聞かれた。正直、やめてほしい」と投稿した。子連れ客へのファミレスの対応に賛否の声が上がっている。

子連れの客に「喫煙席」を提示するのはおかしい?


駒崎さんは同ツイートで「子どもがいたら、禁煙席一択しかあり得ない。子どもに受動喫煙させるのは虐待だから。『お子様づれの方は禁煙席になります』と案内するフローに変えてほしい」と主張。子連れの客に対して「喫煙席」を選択肢として提示するのはおかしいと訴えた。



同ツイートにSNSなどでは、「時給1,000円くらいのバイトにそこまで求めないでほしい。マニュアル通りに聞いてるだけ」「素直に禁煙席を選べばいいだけなのに、そこまで噛みつかなくても」「喫煙席か禁煙席か選ぶのは保護者の自己責任であって、ファミレス側に求めるべきじゃない」との声が続出。

一方でこうした意見には、「“フローを変えてほしい”って言ってるし、バイトに求めてるわけじゃないんだよな…」「このツイートに『禁煙席選べ』は論点がズレてる。個人や店舗だけでなく社会全体が当たり前のように子連れ客を禁煙席に誘導するべきってことでしょ」「我が子の前で平気で煙草を吸うような親から子どもを守るのは社会の役割」といった反論が寄せられている。

禁煙に向けて動いているファミレス業界


その他、今回のツイートには「『ジョナサン』の店員は『子連れのお客様は喫煙席に案内出来ない』みたいなこと言ってたよ」との報告も。ジョナサンを運営している「すかいらーくグループ」は昨年12月に本社を全面禁煙にすると同時に、社員の通勤中の喫煙も禁止に。会社を挙げて“禁煙”に力を入れているようだ。

また昨年10月に日本経済新聞は、「デニーズ」が全店禁煙に向けて動いていると報道。記事には「顧客のファミリー層、労働力のアルバイト層の多くが喫煙者を嫌っているとみており、取り込みに失敗すれば中期的な成長はできないと判断した」とも掲載されている。