平成生まれの6割「学歴はなくていい」 昭和世代との差が浮き彫りに

ソニー生命保険が「平成生まれ・昭和生まれの生活意識調査」の結果を発表した。「幸せな人生を送るためには、学歴は必要か」という質問に、平成生まれは59.2%が「学歴はなくてもいい」と回答。
一方、昭和生まれは「絶対に学歴が必要」と51.0%が答えた。幸せな人生に“学歴”が必要か否か、平成生まれと昭和生まれで回答の傾向が分かれる結果となった。
同アンケートは平成生まれ(20歳~28歳)と昭和生まれ(52歳~59歳)を対象にインターネットで実施。それぞれ500人、合計1000人の有効サンプルを集計している。

「学歴と幸福」の関係が議論に


学歴に対する価値基準が別れた結果に対し、SNSでは「学歴と幸福」の関係について様々な意見が寄せられた。“学歴はなくてもいい派”からは、「どこに就職するかによるけど、学歴よりもスキルの方が大事だと思う」「幸せに生きるために教養は必要かもしれないけど、学歴は必要ないでしょ」「自分は美味しいお酒を飲めれば幸せだし、そこに学歴は関係ない」「いまは大学に行かなくても学ぶ方法はいくらでもあるしな…」といった声が上がっている。

“学歴が必要派”の主張


一方で“学歴が必要派”からは、「学歴があると“可能性”が広がるから、あった方が豊かな人生を送りやすいと思う」「学歴はあって損することはないけど、ないと困る場合がたくさんあるよね」「幸せの基準は人それぞれとして、学歴があったほうが簡単に生きれるのでは?」「現実に求人で“大卒のみ”があるんだから、絶対にあったほうがいいでしょ」「運や実力によっぽど自信があるのなら要らない。
自分が平凡だと思うなら学歴はとっとくべき」といった意見が寄せられている。

ちなみに厚生労働省が公開している「平成28年賃金構造基本統計調査」を見てみると、男性の学歴別賃金は「大学・大学院卒:39万9,700円」「高専・短大卒:30万6,300円」「高校卒:28万8,100円」という結果に。少なくとも収入には学歴の有無が関係しているようだ。