10月4日深夜11:56から放送「池上彰と“女子会”」。
「イケメン貧乏とブサイク金持ち、結婚するならどっち?」「やっぱり女は見た目が100%?」「結婚するメリットって?」
池上彰ならではの分析とわかりやすい解説で「女子が幸せになる方法」を考えるヒントを得ることができる番組だ。

もしも池上彰が女子会に来たら。結婚相手の収入で幸せは変わるのか、本当の幸せ教えて「池上彰と女子会」
池上彰と“女子会”
TBS系 2017年10月4日(水)深夜11:56から

女子会に迷い込んだ池上彰って感じ


池上彰の番組というと「教壇に立つ先生=池上彰」と「勉強する生徒=出演者」というスタイルが思い浮かぶが、この番組では出演者と同じテーブルにつく。
ピンク基調のインスタ映えしそうな女子会のセット。だからと言って池上がキャピキャピと女子化するわけもなく(当たり前だ)、女子会になぜか呼ばれた恩師って感じ。

女性ゲストは、ホラン千秋、藤田ニコル、小倉優子、堀田茜、誠子(尼神インター)、江上敬子(ニッチェ)、瑛茉ジャスミン。
新婚ホヤホヤの江上敬子(ニッチェ)、最近ウエディング雑誌「コンパルウエディング」で可愛いドレス姿を披露した堀田茜。いろいろあった小倉優子。
結婚に対するイメージも出演者それぞれバラバラだ。

私はゆうこりんの言葉におおいに共感しながら収録を見た。説得力!
もしも池上彰が女子会に来たら。結婚相手の収入で幸せは変わるのか、本当の幸せ教えて「池上彰と女子会」
池上彰と“女子会”
TBS系 2017年10月4日(水)深夜11:56から

女性の幸せって重要ですか?


収録後、囲み取材が行われた。
私も含め女性記者の数が多いことに驚く藤田ニコルに対し「そういう時代ですよ」と池上彰。

ー(女性記者)「結婚」というテーマがありましたが、女性ゲストの皆さんは収録後イメージが変わったりしましたか?
ニッチェ江上「最初にこるんとか『イケメン貧乏かブサイク金持ちだったら イケメン貧乏がぜったい良い』って言ってたけど」
藤田ニコル「結果的に自分の意思は変わらないですね」
池上彰「データを見て改めて自分の考え方で良かったんだってことを確認するのも この番組ですからね」
藤田「そう。みんなに合わせる必要はないのかなって」
江上「ゆうこりんが収録中からずっと神妙な顔してるんだけど」
小倉優子「ほんとですか?すみません重い空気出しちゃいました」
江上「良いんだよ良いんだよ、こっちも受け止めてるから」
小倉「今回、また反省がたくさんありまして。江上さんのように夫婦の時間とか思いやりを持って接してたら違ったのかなぁとか…ちょっと、あの…」
藤田「重いから~」
堀田茜「私はもうすぐ25になるんで結婚とかのキーワードに敏感だったんですけど、この収録でデータとかを見ながら女性がどうあるべきかとか改めて考えたりとか…、意識が変わりました」

ー(女性記者)初めて女性に特化した番組ということで、女性に囲まれての収録の感想は?
池上彰「初めてばっかりで冷や汗をかきました。

古今東西どこでも共通する話もあれば、今の日本だからというものもあると思うんですね。なかなか答えが出ない問題もありますし。
女性の社会進出っていう点でいうと、昔と今はずいぶん違う。前に比べたら相当良くなってきたってことを知れば、若い人にとって、これから更にいろいろ良くなるんじゃないかという励みや勇気になるのでは」

ー(男性記者)男女格差というとレディースデーとか逆差別的なこともありますが。
池上彰「女性が恵まれてるっていうのはあくまで過去に比べて恵まれてるってだけであって、現在も男女の格差っていろんなところで沢山ありますから。それを少しでも無くしていこうっていうことでレディースデーを作ったりしている。
やっぱり現状まだまだ、ですよ。
女性活躍社会って言ってましたけど、あれ最初の段階で『女性活用社会』って言ってたんだね」
女性ゲスト陣「へぇー…」「物のような…」
池上彰「実はここも男目線なんです。要するに、少子高齢化で働く人が少なくなって労働力不足を解消するために女性を使えば良いっていう発想で、そもそも動機が不純なんだよね。だからそこは女性主導で世の中を変えていく、そういう気構えを持って欲しいなって思います」
藤田「勉強になるー」

ー(女性記者)女性の幸せって、社会の中で重要ですか?
池上彰「だって世の中に男性と女性しかいないでしょ。世の中の半分が幸せじゃなかったら世の中幸せじゃないじゃない。
世の中の半分が幸せでなかったら残った半分も幸せでないですよ」


(小西りえこ)

池上彰と“女子会”
TBS系 2017年10月4日(水)深夜11:56から

【出演】
池上 彰
陣内智則

ホラン千秋
藤田ニコル
小倉優子
堀田茜
誠子(尼神インター)
江上敬子(ニッチェ)
瑛茉ジャスミン