女・清水富美加の出家騒動について、ある芸能関係者は「息子が募集していた新人オーディションが関係してそうだ」と話す。

 幸福の科学総裁・大川隆法氏の長男で副理事長を務める大川宏洋ひろし)は、芸能事務所“ニュースター・プロダクション”の社長を務め、自身もタレントとして所属。

現在11名の所属者がおり、教団製作映画や、先月旗揚げされた「劇団新星」の舞台が主な活動となっている。

「宏洋は昨年9月に『Revolution!!』(SUNLIGHT)でCDデビューしたほか、今夏公開予定の教団製作映画『君のまなざし』で主演、総合プロデューサー、脚本を務めている。しかし、宏洋の歌唱力は素人レベルで、演技力も知れたものでしょう。大川総裁の親バカぶりは相当なもので、昨年12月に幕張メッセで行われた教団の祭典『エル・カンターレ祭』では、宏洋が2曲の持ち歌を披露。大川総裁は『RADWINPSより、よほどうまい』などとベタ褒めしていました」(芸能記者)

 そんな宏洋率いるニュースター・プロダクションが、昨年10月から「ニュースター・プリンセス・オーディション」と銘打った新人オーディションを開催。「本オーディションでは、外見の美しさだけではなく、険しい道を選び乗り越えていく心の強さ、知性と愛が含まれた心の美しさなども重要です。
美のオピニオンリーダーとなって、多くの人に影響力を与えられる人間的魅力を兼ね備えた女性を求めています」(オーディション公式サイトより)とし、今月下旬には各受賞者の表彰式が予定されている。

「このオーディションは、言うなれば“宏洋の相手役オーディション”。グランプリ受賞者には賞金30万円のほか、同社と専属契約を結び、来年公開映画の教団製作映画のヒロインに選ばれる可能性も……という触れ込みで、9歳から25歳の女性を募集していました。しかし、信者以外からの募集は見込めませんから、応募者の数はかなり厳しいはず。そこで白羽の矢が立ったのが、清水だったんじゃないでしょうか」(前出の芸能関係者)

 教団の広報は清水について「体調が回復し、精神修養をした後に、当会の宗教的な映画等に出演してまいりたいと思っております」と、今後も女優活動を継続すると明かしたほか、教団外からの仕事も「内容次第では、受ける可能性がある」としている。こうなるともはや、よくある芸能事務所の移籍トラブルに見えてくる。


「清水は今後、ニュースター・プロダクションの看板女優として、教団製作映画にヒロイン役で出演するでしょう。当然、主演は宏洋が務めるでしょうから、2人のキスシーンなんかもあるかもしれません。今回、教団側は、清水に発生した違約金を負担する意向を示していますが、大川総裁も長男のためなら、数億円を手放すことくらい、痛くも痒くもないでしょう」(同芸能関係者)

 15日には、レプロエンタテインメント・本間憲社長の守護霊インタビューの動画を公開するなど、レプロへの攻撃の手を休めない幸福の科学。そこまでするのは、やはり最愛の息子・宏洋のためなのだろうか?