アイドルグループのBiSが19日、都内で会見を行い、BiSが2011年に発表したシングル「nerve」が現在公開中の映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』の日本版イメージソングに決定したことを発表した。BiSがハリウッド映画に楽曲を提供するのははじめて。

会見では本曲に関する発表のほか、メンバーを一新した新生BiSの知られざる生活なども語られた。

 BiSは昨秋再結成。オリジナルメンバーのプー・ルイほか、オーディションで選ばれた新メンバーのキカ・フロント・フロンタール、ペリ・ウブ、アヤ・エイトプリンス、ゴ・ジーラの5人で活動している。若手俳優のエマ・ロバーツとデイヴ・フランコが共演するインターネットを舞台とした本作のプロモーションには公開前より携わっており、「虫を食べる」「激辛のカレーを食べるなど」など体を張ったパフォーマンスで貢献。これが認められて今回の日本版イメージソング採用が決定した。ここから海外権利元へのアプルーバルという新たなミッションにも挑戦するという。


 普段はなかなか活動が忙しく映画を見る機会が少ないというアヤ・エイトプリンスは「見ているときからハラハラ。これはすごく面白くて2回も見てしまいました」と本作を絶賛。プー・ルイ、キカ・フロント・フロンタールもこの日、改めて本作の魅力を力説したが、ペリ・ウブとゴ・ジーラの2人は会見中、本作を一度も見れていないことを正直にカミングアウト。2人揃って「見る機械を持っていない」と明かして周囲を笑わせた。

 「うちにはテレビもパソコンもDVDもなくて…」とペリ・ウブ。「貧乏なんですよ。
部屋は今、布団が敷いてあるだけ。布団とレンジと冷蔵庫くらい…。生きてはいけるんですけど退屈ですね」と照れ笑い。ゴ・ジーラも「わたしも同じように機械がなくて予告編しか見れていないんです」とコメント。一人暮らしをはじめたばかりというのと、BiSのギャランティ事情から最新のIT機器や家電の導入は当分お預けの様子。

 ペリ・ウブは後輩から入浴剤をプレゼントされたものの部屋は湯船がなくシャワーのみ。
「実家に帰って使います」と貧乏トーク。ゴ・ジーラもパソコン、テレビのない部屋で「本読んだり字を書いたり…」と話すと、「わたしもはやくネットセレブになりたい。お金欲しい。このハリウッド作品のタイアップでお金が入ればパソコンやテレビを買いたい」と話していた。

 映画『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』は公開中。

(取材・文:名鹿祥史)