昨年の『NHK紅白歌合戦』に出演したアニメ『ラブライブ!』出演声優のアイドルグループ・μ's(ミューズ)のセンターを務める新田恵海の“AV出演疑惑”が、ネット上で大拡散している。東京ドームでの大規模公演を終えた直後に浮上した衝撃の疑惑だけに、大きな波紋を呼んでいるが、新田の所属事務所は即座にHP上で否定のコメントを発表した。



 新田のAV出演疑惑については、4月5日発売の「週刊アサヒ芸能」(徳間書店)が第一報を報じた。数年前に新田が出演したとされるAVのタイトルや内容、そして本人の様子などが事細かに描写され、同一人物である可能性が高いとしている。同誌発売直前の4日夜には、ネット上で配信されている“出演作”とされるAVの情報が大拡散された。

 新田の所属事務所は、この件に対する見解をHP上で発表。「調査をしている最中ではありますが」としながらも「本人ではないという結論に至りました」と、「大慌てでアップしたことが見て取れる内容」(週刊誌記者)となっている。

「現在進行形の話ならまだしも、数年前の話にもかかわらず即否定コメントを出したところを見ると、マスコミだけでなく関係者やファンなど、各方面からの問い合わせが事務所に殺到してしまったのでしょう。
確かにSNS上では軒並み新田の名前やAV作品名が急上昇ワードとなり、またAV配信サイトのランキングでも同作がトップに躍り出ています。しかも否定コメントを出したものの、ネット上では『本人である可能性が高い』といわれているようです」(同)

 事務所は、「今後の対応に関しては弁護士と相談中です」と、訴訟を示唆させるコメントも出しているが、ある芸能プロ関係者は「あまり良い対応とは言えない」と否定的だ。

「話自体はかなり古いものだけに、ネット上の騒ぎは諦めるとして、公には“完全無視”が正解だったと思います。『事務所が公に否定』することで、この疑惑はさらに拡散されてしまいますからね。火に油を注ぐようなものだし、余計なことをしてしまったという印象です。とはいえ、ぼかしたままだと『暗に認めた』ということになってしまうので、問い合わせがあったマスコミにのみ、ハッキリと否定するのがなおベターかな」

 過去には有名歌手やグラドル、さらには同じく声優・MのAV出演疑惑が取り沙汰されたこともあったが、彼らの対応は決まって“完全スルー”だった。


「ただ、かつてと違うのは、ネット上の反応が世論を作ってしまうこと。もしウチのタレントが同様のケースに巻き込まれれば、マスコミの取材以外には徹底無視を貫きつつ、裏でひっそりと訴訟なりを検討すると思います。とはいえ裁判を起こしたとしても、話が長引く上に“出演していない証拠集め”という労力もかかってしまうことから、やはりほとぼりが冷めるまでおとなしくしていると思いますが」(同)

 出演に関しては完全に否定されたものの、肝心の“騒動の沈静化”は、果たしていつになるのだろうか?

※画像は新田恵海オフィシャルサイトより