『NHK白歌合戦』の出場歌手が11月30日に発表され、1年を締めくくるこの番組に、芦田愛菜ちゃんと鈴木福くんが、ともに史上最年少7歳で出場することとなり話題となった。2人はドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系、2011年4月~7月)で共演しブレイク。
「薫と友樹、たまにムック。」という役名のユニットで、主題歌「マル・マル・モリ・モリ!」を発表し、48万枚のヒットを記録。芦田と鈴木はそれぞれ紅組、白組として出場するが、曲自体は紅組や白組との区別をせず、きわめて異例な"勝負なしの1曲"を歌うために出場するという。先日行われた会見で、芦田は「一緒に踊れたら嬉しいです」と、かねてよりファンであることを公言しているKARAとの共演を希望。それを受ける形でチーフプロデューサーが、「生放送の強みを生かして、たくさん歌ってもらうこともあるかも」と答えており、2人の出番は"マルモリ"1曲だけにとどまらない予感を漂わせた。

 目下、芦田はCMはもとより、バラエティー『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)のレギュラー出演、ドラマ『南極大陸』(TBS系)などに大忙し。対する鈴木もCMのほか、ドラマ『妖怪人間ベム』(日本テレビ系)でベロ役を好演するなど、ともに子役としてひっぱりだこの状況だ。
そんな2人に異変が生じていると「日刊ゲンダイ」が報じた。不仲説が流れているというのである。

 記事によれば、カメラの前ではいつも抜群のコンビネーションを見せる2人だが、裏では違っており、控え室に入ると黙り込んでしまうのだという。関係者の談として、これまで何度も顔を合わせてきたため、お互いウンザリしているのではないかということ、そして、鈴木の身長が半年で5センチ伸びてしまったことも芦田を遠ざけている原因ではないか、としている。また、KARAとの共演を熱望した芦田に、NHK側が応えるようなコメントをしていた通り、2人は労働基準法で出演可能な20時まではフル稼働となるだろう、とあり、不仲のためにぎこちない笑顔が大映しになることで視聴者が興ざめとなることを危惧しているが......。

「それはないと思いますよ(笑)。
現場入りのときは笑顔で挨拶するけど、控え室では真顔......というのは当たり前の話では? いってみれば2人にとって、お互いは"ユニットの相手"であり"同じ子役界で働く同僚"です。同僚なりの世界観があるはずですし、逆に無駄な気を使ってない証拠とも取れます。これまでの2人の仕事におけるプロ根性を見る限り、本番でぎこちなさが露呈する恐れもないでしょう。それより何より単純に、2人はものすごく疲れているってことなんじゃないでしょうか?」(芸能ライター)

 今では芦田、福田ともに「学校にはいつ行っているんだろう」と視聴者から疑問が沸くほどテレビにひっぱりだこであり、芦田については"目の下にクマを作りながら働いている"などの過労説まで飛び出す始末である。この状況を鑑みれば、"不仲説"は単なる働きすぎによる疲労の可能性が高いのではないだろうか?
(文=近藤チカゲ)

(*画像:『愛菜と福、たまにムック。』扶桑社 より)