ふなっしー率いるキャラメタルバンド「CHARAMEL」初の香港公演を開催／レポート

ふなっしー（Vo）、アックマ（G）、カパル（B）、にゃんごすたー（Dr）のご当地キャラクターからなるキャラメタルバンド「CHARAMEL」のアジアツアー『CHARAMEL SPLASH TOUR2018』の最終公演が9月1日（土）に香港・KITEC Rotunda 3にて開催された。2017年夏、全国4ヶ所でZeppツアーを行い、約1万人を動員したCHARAMEL。そんな彼らが2018年の夏に地元千葉からスタートし、ツアーでは初上陸となる福岡、そして最終公演では海外進出となる香港にて公演を行った。CHARAMELの香港初ライブということで、ひと目見ようと集まった約800人のオーディエンスが会場に詰めかけた。

ライブは全9曲で構成され、CHARAMELメンバーは日本にも劣らない熱いライブパフォーマンスを繰り広げた。さらに演奏の合間には、ふなっしーが描き下ろした梨歴274年の梨の妖精界を舞台に繰り広げられる「梨国物語」の映像を上映。オーディエンスは冒頭から一気にストーリーに吸い込まれ、そのストーリーに一喜一憂し、CHARAMELのライブ演出を堪能していた。

1曲目は7月発売のニューアルバム『チバニクル』の収録曲「NASSYI!NASSYI!」に乗せて、メンバーが1体ずつステージに登場。会場の熱気が徐々に上がっていくなか、ふなっしーが最後に登場すると会場からは割れんばかりの歓声が上がった。そのまま、ふなっしーのメジャーデビュー曲、高見沢俊彦プロデュース曲「ふな ふな ふなっしー♪ ～ふなっしー公式テーマソング～」で、ファンのヴォルテージが一気に上昇していく。

メンバー紹介では、ふなっしーからアックマ、カパル、にゃんごすたーの順に紹介がされたあと、にゃんごすたーがもう少しドラムを叩きたいと言わんばかりにドラムソロ演奏を始め、その様子に会場からは歓声があがった。

続いて、ふなっしーから「Do you know CHIBA？」とオーディエンスに問いかけたあと、日本語で『知らない人は、ぜひ千葉に来てなっしなー』と伝え、千葉の地名が歌詞に散りばめられた「チバニクル」の演奏が始まった。地元千葉の魅力を少しでも知ってもらいたいというふなっしーからの想いがそこにあった。

ライブも後半に差し掛かり、バンド名から名付けた本格メタル曲「CHARAMEL」では、観客はみな両手を上げ、その手のペンライトを高く突き上げて、これぞキャラメタルバンド！な迫力に酔いしれた。演奏後のMCでふなっしーは、「次の曲が最後の曲になりますなっしー」と言うと、観客席からは「えー」「No！」と言う声が漏れ聞こえていた。

ラスト曲「梨空レインボー」を終え、「梨国物語」の映像が流れ終わると、そのストーリーの結末に会場中から歓声と拍手が大きく上がった。その声と拍手がリズムとなり「アンコール」が沸き起こると、ふなっしーが再びステージに登場する。拍手喝采で迎え入れられ、ふなっしーは「アンコールありがとなっしー！」と声を上げた。「ぶぎぶぎしたいかー！？」「ぶぎぶぎしたいかー！？」と観客とのコールアンドレスポンスがあり、氣志團プロデュース曲「ぶぎ ぶぎ ふなっしー♪ 〜ふなっしー公式テーマソング第二弾〜」で、CHARAMELアジアツアー最終公演の最終曲にふさわしいパフォーマンスを魅せ完全燃焼をした『CHARAMEL SPLASH TOUR2018』。全ての公演がこれで幕を閉じた。

終演後、ふなっしーはツイッターで「CHARAMELはいったん活動休止なっしー♪ヾ(。゜▽゜)ノいつかお会い出来る日まで暫しのお別れなっしー♪みんな応援してくれてありがとうなっしー♪何処かで再々再々結成の時はみんな集合なっしよー！」と投稿し、「CHARAMELは夏の夜の夢如く」とふなっしーが表現するように、まさに夏の夜の夢となって、人々の夢の中に出てくることを願いつつ、次の再結成の時期を待つとしよう。


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