春の陽気を感じさせる天気に恵まれ、関東地方が満開の梅の花に包まれ朗らかな休日となった25日(土)、ビッグカップルの熱愛報道が日本中をかけめぐった――。

 同日、ニュースサイト「NEWSポストセブン」は、人気ジャニーズグループ嵐の櫻井翔とテレビ朝日アナウンサーの小川彩佳が真剣交際していると報じた。

明日27日発売の「週刊ポスト」(小学館)が詳細を報じるという。これまで2人の交際が報じられたことはなく、まさに“衝撃のスクープ報道”となったが、週刊誌記者は語る。

「25日早朝に『ポストセブン』が報じた後、同日中に他の大手メディアの後追い報道はほとんどなかったため、このスクープに気づかない人も多かったようです。翌26日になってほぼ同じ時間帯にスポーツ紙各紙が一斉に報じ、一気に世間に知られるところとなりました。『ポストセブン』の報道を受け、各紙のジャニーズ事務所担当記者がジャニーズとテレビ朝日に確認し、記事掲載OKが出たため報じたのでしょう。それゆえ、大手メディアの報道は一様に祝福ムードが溢れています。
テレ朝とジャニーズは各紙の取材に対し揃って『友人の一人』とコメントし、否定していないことから、共に『週刊ポスト』から取材を受けたタイミングで本人に確認し、両社間で対応について事前に調整していたことがうかがえます」

 また、別の週刊誌記者は語る。

「2015年にジャニーズの横山裕(関ジャニ∞)と日本テレビアナウンサーの水卜麻美の熱愛が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられた際、『文春』の取材に対しジャニーズは明確に交際を否定し、日テレも『貴誌からの取材には一切応じません』と取材を拒否。一方、今回の櫻井と小川の件では、ジャニーズとテレ朝の対応はその時と180度違います。ジャニーズが所属タレントの交際を認めるかのようなコメントをするのは極めて異例で、ジャニーズ史上に残る“事件”といえます。本人同士がすでに結婚の意思を固めていて、かつメリー喜多川副社長がそれを認めていない限り、あり得ません。『週刊ポスト』の取材に対しジャニーズとテレ朝が、ほぼまったく同じ、しかも肯定的なコメントを出し、まるで2人の結婚を祝福して後押ししているかのようです。
本来であれば、テレビ局の一社員である女子アナがジャニタレと交際するなど、御法度です。今回の対応から考えるに、ジャニーズもテレ朝も2人の結婚を容認しているとみて間違いないでしょう」

●ジャニーズ、異例の対応の背景

 では、なぜ今回、ジャニーズはこうした異例の対応に出たのであろうか。

「これまでSMAPと嵐がジャニーズの収益的な2本柱でしたが、SMAPが昨年解散し、現在では嵐1本。下手に交際に反対することで櫻井が反抗し、嵐解散という事態にでもなれば、ジャニーズとしては大きな痛手になります。また、これまでジャニーズは人気タレントを数多く抱えることで、テレビ局やスポーツ新聞、出版社など大手メディアに対し強い力を持ち、報道をある程度コントロールすることが可能でしたが、一連のSMAP解散騒動では、そうした“神通力”が限界にきていることが露呈したばかりか、事務所としての体質が世間からバッシングを受けてしまいました。ジャニーズとしては、また今回も報道を無理に否定してかえって批判を浴びる事態を招くよりは、素直に認めたほうが得策と考えたのでしょう」

 いずれにせよ、ビッグカップル誕生を祝福したい。

(文=編集部)