1986年に起きた米スペースシャトル・チャレンジャー号の爆発事故を描く新作『The Challenger(原題)』。映画『マンチェスター・バイ・ザ・シー』の女優ミシェル・ウィリアムズが、死亡した7名の宇宙飛行士の1人クリスタ・マコーリフさんを演じるという。
VarietyやDeadlineなどの海外メディアが報じた。

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 2015年の戦争映画『ヒトラーの忘れもの』や、俳優のジャレット・レトーや浅野忠信らが出演する『アウトサイダー』の監督マーチン・サントフリートが、メガホンを取る。2012年のホラー映画『サイレント・ナイト 悪魔のサンタクロース』のジェイソン・ロスウェルが、脚本を執筆する。

 『The Challenger(原題)』はミシェルが演じるマコーリフさんの半生を中心に描くという。米ニューハンプシャー州の高校の教師だったマコーリフさんは、NASAの「Teacher in Space Project」として、宇宙に行く史上初の教師に選ばれた。しかし1986年1月28日、打ち上げから73秒後にチャレンジャー号が空中で爆発し、帰らぬ人となった。
この事故で乗組員7名全員が死亡。日系人初の宇宙飛行士となったエリソン・オニヅカさんも含まれる。

 製作は映画『ファイトクラブ』や『アウトサイダー』のアート&ジョン・リンソン親子や、アージェント・ピクチャーズのベン・レンゾーなどが務める。ほかのキャストは不明。2019年5月より撮影が始まる予定とのことだ。