2014年に放送された直木賞作家・金城一紀原案・脚本、小栗旬主演のドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』のシリーズ初となるスピンオフ作品『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』(テレビ朝日)の前篇が、今夜放送される。本作では、波瑠が演じる法医学教室助手・比嘉ミカを主人公に、ミカが特別検視官に就任する半年前の物語を展開。
比嘉の中に息づく“正義”をじっくりと描き出す。

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 ドラマ『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』は、頭部を被弾して生死の境をさまよった後、「死者と対話できる」特殊能力を得た刑事・石川安吾(小栗)が、被害者の無念を晴らすべく、生と死、正義と法、情と非情の“BORDER=境界線”で揺れながら事件へ立ち向かう姿を描いた刑事ドラマ。ミカは、警視庁の特別検視官として、石川の単独捜査に協力する役どころだ。

 シリーズ初のスピンオフ作品となる『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』では、助手時代の比嘉ミカが日本を震撼させる連続殺人事件と対峙。師と仰ぐ永正大学医学部法医学教室の教授・浅川透(石丸幹二)に独り立ちさせてもらえないジレンマを抱えながらも、徹底した男社会の中で闘う比嘉の内に秘める信念や正義、細かな心情が描かれる。
 
 「最初にスピンオフがあると聞いたときは『えっ、私のですか? 私でいいんですか?』と、とにかくビックリしました」と語る波瑠は、「『BORDER』は朝ドラの前に声を掛けていただいた作品なので、今もずっと感謝していますし、比嘉という役には頭が上がりません』と思い入れを明かす。
「比嘉のようにクールでありながらも、情熱をきちんと持って仕事と向き合う若いプロフェッショナルもいることが、皆さんに伝わると嬉しいです」とコメントを寄せた。
  
 また、今回のスピンオフには、警視庁西原署の刑事・中澤史明役で工藤阿須加、殺人事件被害者の同級生・小椋明音役で清原果耶も出演する。
 
 ドラマ『BORDER 衝動~検視官・比嘉ミカ~』の前篇は10月6日、後篇は10月13日に、テレビ朝日にてそれぞれ23時15分から放送。

 また、3年ぶりとなる新作スペシャルドラマ『BORDER 贖罪』は10月29日21時より放送。