中国メディア・今日頭条は27日、「中国のタコ焼きに、日本のネットユーザーが羨望、嫉妬している」とする記事を掲載した。日本の食べ物であるタコ焼きで日本人が中国に嫉妬するとは、いったいどんなタコ焼きなのだろうか。


 記事は「近ごろ日本のネット上で、『中国のタコ焼きが豪快すぎる』件が話題になった。中国は日本のソウルフードであるタコ焼きをアレンジして販売している。日本のタコ焼きは小さく切ったタコを生地の中に入れて焼くのだが、この中国のタコ焼きは豪快にも丸ごと1匹を生地の中に突っ込んで焼くのだ」とするとともに、実際にタコの足全部を丸ごと突っ込んだタコ焼きを製作している写真を掲載した。

 そのうえで、日本のネットユーザーから「自分の想像をはるかに超えていた」、「中国で流行したらタコが絶滅してしまう」、「これぞまさにタコ焼きだ」、「これはおいしそう」、「これは評価したい」、「自由な発想という点では評価したい」、「日本はタコが高いから、豪快にやれるのが逆に羨ましい」といった賞賛コメントが寄せられたことを伝えている。

 中国のネットユーザーからは「こんなタコ焼き食べたことない」、「自分が長年食べてきたのはみんなニセモノのタコ焼きだったようだ」、「タコ焼きって、中身が何も入っていないものだと思ってた」、「自分が食べていたのは粉団子焼きだった」、「これ、本当に中国のタコ焼きなのか?」、「日本のタコ焼きだって前に見たような気がする」、「これがどこのタコ焼きだろうが、どのみち自分はタコの入ったタコ焼きを食べたことがない(泣)」といったコメントが寄せられた。

 「食べたことない」、「中国のタコ焼きなのか」という疑問が中国のネットユーザーから少なからず出ているが、それもそのはず。
記事が紹介しているタコ焼きは、タイ・バンコクにある「BLOC26TH TAKOYAKI」という屋台が出しているもので、中国で売られているものではない。仮にこの店が中国に進出していたとしても、記事の言う「日本人の羨望と嫉妬」は中国ではなく、タイに向けられたものということになるのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)


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