乾燥しがちな季節に、京都産茶葉を使った抹茶リップクリームを塗ってみた

「抹茶味」と言えば、もはやスタンダードです。抹茶味のお菓子、ジュース、アイスなどなど。
変わり種としては、お蕎麦やカクテルやお塩なんかもあるみたいです。
しかし。我々、実のところ“本格抹茶”に触れる機会を得ているのでしょうか? 抹茶の雰囲気だけでなく、そろそろ本格派を生活に取り入れてみたい。例えばですね……

高級抹茶を使用したからこそ鮮やかな緑色に


驚愕です。今、こんな物に抹茶が活用されているらしい。1860年から宇治茶の製造・販売を行っている「祇園辻利」(京都市)と、自然素材にこだわる石鹸工房「京都しゃぼんや」(京都市)がコラボして製作したのは、その名も『抹茶りっぷくりーむ』。

そうです、抹茶のリップクリームなんです!
「京都の企業同士のコラボ企画があり、その一環としてリップクリームを『京都しゃぼんや』様と開発いたしました」(「祇園辻利」担当者)

率直な印象を言わせていただくと、おいしそう……。
思わず想像してしまいますが、この商品について順を追って説明していきましょう。まず、食べられません。当然ですね。

最注目ポイントは、「平安建都1200年を記念し発売された抹茶『建都の昔』を使用している」ということ。京都府南部で栽培育成された茶葉を精選吟味し、石臼で丹念に引き上げて作られた最高峰の御抹茶です。
「高級抹茶を使用することで、きれいな緑色のリップクリームに仕上げることができました」(担当者)
乾燥しがちな季節に、京都産茶葉を使った抹茶リップクリームを塗ってみた

この鮮やかな緑色は、高級抹茶を使用したからこそ。
他の抹茶だと、なかなかこうはいかないそうです。

「また、オイルはお茶の取れる『チャノキ』と同じツバキ科ツバキ属である『ユチャ』の種子から採取したものを使用しています。このオイルは伸びが良く、しっとりと肌になじみます。すっきりとした抹茶の香りが引き立つように仕上げました」(担当者)

塗ると、ほのかに抹茶の香りが


この『抹茶りっぷくりーむ』、私も実際に取り寄せてみました!
乾燥しがちな季節に、京都産茶葉を使った抹茶リップクリームを塗ってみた

みずみずしい摘みたての茶葉をイメージさせるパッケージ。滴るしずくは立体化しており、触ると感覚で水滴を認識することができます。
本体を取り出すと、こんなケースでした。

乾燥しがちな季節に、京都産茶葉を使った抹茶リップクリームを塗ってみた

竹製の筒は、まさに本格派にふさわしき装い。そしてリップクリームそのものの色はこんな感じ。
乾燥しがちな季節に、京都産茶葉を使った抹茶リップクリームを塗ってみた

本当に、きれいな緑色! 高級抹茶『建都の昔』を使用したからこそ、成し遂げられた鮮やかさです。試しに香りを嗅いでみると、抹茶的なものはあまり感じられません。

さて、ここからがいよいよ本番。そろそろ唇が割れやすくなる季節なので、実用性を考えてもドンピシャのタイミング。
このリップクリームを唇に塗ります! ……うん、いい。まず言えるのは、抹茶の味はしません。すごくナチュラル。そして、なかなかオイリーですね。と言うよりも、「伸びがいい」という表現の方がふさわしいか? 唇に万遍なく行き渡ります。
「通常のリップクリームより塗る回数が少なくなり、1日3回程度で済みます。
また天然成分のみで作られているため、食事などの邪魔になりません」(担当者)
また、先ほどは嗅いでも感じられなかった抹茶の香りですが、唇に塗ればほのかに感じられるから不思議! 結果、癒されます。押しが強すぎないのが上品じゃないですか?
「『香料を使用せず、自然な香りなのが良い』、『抹茶がブームになっているので、知っている人はみんな欲しいと言っている』という声だけでなく、海外にいるお客様からは『日本に行くなら買ってきてとお願いされた』といった反響も当社に寄せられています」(担当者)

『抹茶りっぷくりーむ』は、祇園辻利(祇園本店、京都駅八条口店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店)、茶寮都路里(京都伊勢丹店、高台寺店、大丸東京店)と祇園辻利のオンラインストア、そして京都しゃぼん屋(同店で購入の場合はパッケージが異なる)にて購入することができます。価格は1,620円(税込み)。

天然原料をそのまま使用しているこのリップクリームには、もちろん保存料は含まれていないとのこと。使用期限は製造から1年と設定されているので、今冬に使い切る勢いでガシガシ塗っていきたいと思います!
(寺西ジャジューカ)