いざというときに頼りになる救急車。お世話になったことはなくてもあるだけで安心できる存在です。

先日、友人の付添で救急車に乗ったところ「救急車に乗ってきた」という理由で友人が料金を請求されていました。急なことなので詳しく聞く時間もなくそのまま家に帰ったのですが、「救急車はまだ無料なのでは?」という疑問でいっぱいに。

そこで消防庁に問い合わせてみました。電話に出た職員さんいわく「救急車は無料です。それは病院のほうで決めている料金なので病院に聞いてください」とのこと。
ということで、掛った病院に改めて問い合わせをしてみました。


病院が決めている料金とは


――救急車に先日友人が乗ったのですが、救急車に乗ってきたという理由で8,640円を請求されていました。あれは何の料金なのでしょう?
特定療養費といいまして100床以上の大病院にはかかる料金で厚生労働省で決まっています。当病院で発生することのある料金です。

――発生することのあるというのはどういう意味でしょうか?
大きい病院なので診療時間外にはかかる料金です。

――かかる条件を教えていただけますか?
緊急性がないと判断された場合にはこの料金がかかります。

――頭を打ったとして緊急で運ばれたのですが、緊急性がないと判断するのはどんな場合ですか?
医師が判断することなので会計には詳しいことはわかりません。

どちらにしても、怪我をした友人は、救急車で運ばれてこの病院に運ばれてきたのですから仕方ありません。

それにしても、今はまだ救急車自体は無料ですが、病院によっては料金が請求されて有料になる場合があるということ。これは意外ですね。
救急車で来て、医師が緊急性がないという判断した場合に8,640円が請求されるという仕組み。ちなみに救急車で来て緊急性があったと判断する場合にはちゃんと無料にするそうです。

救急でない場合はどうすればいい?


救急ではない場合には、タクシー利用をすすめられます。しかし、タクシーで病院に行くとしても、夜間対応の病院がどこにあるか、どれだけ具合が悪いのか自分でわからない場合もあるので判断できない場合も。
その時は、救急車を呼ぶ前の相談ダイヤル 「救急相談窓口#7119」に電話してみるといいそうです。
(カシハラ@姐御)