職場で「○○時までに仕上げなければいけない」という資料を作成するために、パソコンに向かって物凄い勢いでキーボードを打っている時がある。そんな時に「ねえ、ねえ」と声をかけられ、「なんですか?」と返事をしたら、「昨日のテレビがさぁ」みたいな話題だった日にゃ、「ダマってろっっっ!!」と言いたくなるのだが、大人が集まる会社内で、そんな暴言はナカナカ吐けるモンじゃない。


そんな時に、「今、話しかけないでください」と暗に!? 意思表示できるグッズがある。それは、株式会社ウィズから発売される『USB工事現場』。
これは、工事現場のお詫びの看板や警備員をモチーフとしたフィギュアが揃った玩具。これらをパソコンのUSBポートにつなぐと、机の上で看板を光らせたり、警備員を動かしたりして、デスク上を工事現場風にディスプレイすることができるのだ。
この『USB工事現場』、用途に明確な決まりはない。疲れたときや一人で集中したい時、机に「立入禁止」の看板を立てて外部環境を遮断したりするもよし。
また、自分の机の上が工事現場風になったサマを眺めて楽しむだけでもよい。

この商品は、(株)ウィズが以前より手がけている「こよい兄弟」ブランドの第3弾。「こよい兄弟」は「くだらねぇ~」をコンセプトにしており、まさにこれも「くだらねぇ~」。
なにしろ、実用性度外視で「机の上で警備員が動いたり、看板が光ったりしたら楽しいんじゃないか?」という発想をそのまま商品化しただけという、嬉しすぎるグッズなのだから。

ただ、冒頭のような「コッチは切羽詰ってるのに、空気を読まずに話しかけてくるヤツにウンザリ!」なんて経験がある人にとって、コレはかなり共感を覚えるグッズでは?
ひょっとして、そんな思いを今までにされた方が開発したのだろうか……。
その辺について、(株)ウィズにお伺いしてみると、
「開発者には、そういう思いもあったかもしれません(笑)」
とのお答え。
そういう意味でも、我々のツボをつく商品だ。

この『USB工事現場』には、“工事中”、“立ち入り禁止”などが光る「標識編」、「お詫び看板編」と、警備員フィギュアが動く「警備員編」の3種類がある。
付属品として「現在工事中」、「休暇中」、「休憩中」、「外出中」、「トイレ中」、「食事中」、「立入禁止」といった9枚のプレートに、自由に書き込めるプレートが1枚の計10枚のプレートも付いている。これらを気分やシチュエーションに合わせて、入れ替えて使うと楽しい。たとえば、作業を中断して「トイレ中」の看板を立てて席を離れれば、それは「勝手に触るなよ!」という意思表示にもなる。ちょっと小休止をしたくてボーっとしている時に「休憩中」の看板を立てていると、「ボーっとしているけど、今は勘弁しといてやろう」と、お目こぼしをもらえるかもしれない。

まぁ、そんな深い意味もなく、ただ単に工事現場風になっている自分の机を見て楽しんでいるだけでも、全然オッケーなのだが。

この『USB工事現場』は、2月21日(土)に全国の玩具店、雑貨店、量販店で1575円(税込み)で発売される。

今までクドクド語ってきたが、画像を見てもらえれば、このグッズの楽しさは伝わっていると思う。実用性をそんなに重視していないし、理屈だって抜き。
この『USB工事現場』で机を彩り、仕事中に秘かに“遊び心”を表現してみるのもいいのでは!?
(寺西ジャジューカ)