前身番組の「とんねるずのみなさんのおかげです」のレギュラー放送がスタートしたのは、1988年10月13日。元々は特番であったが、評判が高かったためにレギュラーに昇格となった。
わずか26歳だったとんねるず
番組開始時、とんねるずの2人はなんと26歳。26歳でありながら、フジテレビ(現在と違って黄金期を迎えていた)のゴールデン帯に冠番組を持つに至ったのだ。
なお、現在の若手芸人では、ゆりやんレトリィバァが26歳である。
「ーおかげです」のレギュラー開始前にも、とんねるずは既に「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」「ねるとん紅鯨団」(すべてフジテレビ系)とバラエティ史に残る番組を牽引してきたのだから、改めてその凄さに驚かされる。
「とんねるずのみなさんのおかげです」第一回の内容は?
それでは、「ーみなさんのおかげです」のレギュラー放送第一回はどんな内容だったのだろうか。
番組の主な内容はコント。長尺のコント「夢のオリエント急行物語」「仮面ノリダー」「ペンションミルキー物語」の3本立てだ。
「夢のオリエント急行物語」には、当時人気アイドルだった松田聖子がゲスト出演。コント内では石橋が聖子ちゃんにキスしようとして、木梨に頭を叩かれるといったお決まりの場面も。
また、石橋が華麗にステップを刻む場面もあり、若さを感じさせる。
「ペンションミルキー物語」には、沢口靖子が出演。
また、「仮面ノリダー」には既に鬼籍に入ってしまった小林昭二や岡田真澄の姿もあった。
「ーみなさんのおかげです」はその後、1989年からの6年間バラエティ番組で年間平均視聴率1位を記録するほどの人気を誇った。
番組では、仮面ノリダーをはじめ、保毛尾田保毛男やサブ北島など、数々の名物キャラクターも生まれた。ちなみに保毛尾田保毛男は今夜放送の30周年記念SPで復活予定である。
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