児童ポルノ所持の容疑につき間もなく裁判が予定されている、ミュージカル・ドラマシリーズ『glee/グリー』の“パック”こと俳優のマーク・サリング。すでに有罪答弁を済ませており、おそらくは有罪判決を受けて最低4年の服役を命じられるのではないかとみられているが、ハリウッドでそのサリングが手首を切ったとの報道が広まっているようだ。


ロサンゼルス市内の自宅のパソコンや周辺機器に大量の児童ポルノ画像や動画を所持していたため2015年の年末に逮捕され、2016年5月に正式に起訴されていた俳優のマーク・サリング(35)。昨年夏には無罪を主張していたものの、今月4日にそれを覆しての有罪答弁を行っていた。元恋人のロクサーヌ・ゴルゼラさんからは性暴力やハラスメントにつき訴えられたこともあり、裁判官の心証も世間の風当たりも決して良くない。

そんなサリングについて、8月22日にロサンゼルスの自宅から病院の精神科に搬送されていたことを『TMZ』や『Hollywood Life』などが伝えた。自殺が目的か両方の手首を刃物で切ったとしてルームメートが911番通報し、医師は精神面で問題を抱えていると診断。サリングはリハビリ施設に送られたというのが報道の内容であったが、サリングを担当するマイケル・J・プロクター弁護士はそれを否定。
「サリングは心身ともに健康であり、今は強い責任感とともに反省と謝罪に専念している」と発表した。もっとも『TMZ』は、サリングはその傷跡を隠す目的かずっと長袖のシャツを着ていると報じている。

現地の17日に予定されている裁判でサリングに有罪判決が下った場合は、懲役4~7年の実刑判決、性犯罪者の登録および出所後20年にわたる保護観察が言い渡されるものとみられ、被害にあった子どもたちの家族から請求があった場合は一人あたり5万ドルを支払うよう命じられるのではないかと予想されている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)