このところお騒がせなのが、ブログを開設したばかりの歌手・ASKAだ。

 2014年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受け、アーティスト活動もままならない状況が続いているが、その分のエネルギーを注いでいるのがブログだ。

大半は、かねて力説する盗撮集団との激闘の日々をつづっているが、今月7日にはリオデジャネイロ五輪に言及。幼少時代から剣道に打ち込んでいたこともあり、「剣道を五輪種目に!」と訴えている。

 ただし、ASKAによれば、五輪種目になるには高いハードルがあるそうで「これだけ世界中に広がっている剣道が、なぜ、オリンピック種目に選ばれないのか?実は、選ばれないのではないのです。日本剣道連盟がオリンピックを拒否しているのです」と持論を展開。

 その理由について「日本の剣道でありたいからです。(中略)剣道が国際ルールになれば、礼を重んじるという剣道の精神が、変化してゆくことに慎重になっています。
日本剣道連盟は、それを嫌っているのです」と指摘した。

 ネット上では「何言ってんだ、こいつ」状態だが、ASKAは11日に再度ブログを更新。五輪種目に剣道を推す根拠について、“パクリ大国”韓国の存在を挙げ、次のように補足した。

「韓国は、数年前に『剣道の起源は韓国である』と、世界に向けて発信しました。(中略)いつの間にかできあがってしまう国際ルールを食い止めるためにも、日本は、日本剣道を強く世界に向けて発信しなければならないと思っています」

 韓国脅威論をブチ上げたASKAに世間の目は冷たいが、社会部記者はフォローする。

「今回ばかりは、ASKAさんの意見は的を射ています。
韓国は、日本古来の茶道や桜(花見)、最近では前方後円墳すらも『わが国発祥の文化だ!』と国際社会でロビー活動しています。対抗措置を講じない日本は、指をくわえてそれを見ている状況。剣道も、韓国の働きかけで五輪種目に認められれば、それは韓国発祥ということと同じです」

 ASKAは韓国剣道について「試合における大げさなアピール、審判への抗議。日本の剣道にはない姿ですが、それが、間違っているとは思いません。韓国剣道で根付いた姿であり、育った剣道だからです。正しいと思ってやっています。
しかし、やはり見苦しい」とブッタ斬り。

 ASKAの危惧が、現実にならなければいいが……。