絶対にあってはならないことが起きてしまった。

 駅の女子トイレ清掃員が、あろうことか勤務中に盗撮行為をしていたというのだ。



 大阪市交通局によると、2月13日午前11時55分頃、市営地下鉄堺筋線・長堀橋駅において、女子トイレを利用した乗客から、南改札口の駅職員に「清掃員が盗撮しているのではないか」との指摘があった。

 ただちに、駅員が当該清掃員に聴き取りを行ったところ、「デジタルカメラで撮影した」などと事実関係を認めたため、警察に通報。大阪府迷惑防止条例違反の疑いで、大阪府警南署に検挙された。この清掃員は、市交通局が清掃業務を委託している業者の男性従業員(49)だった。

 市交通局は、「市営交通事業に携わる従業員としてあるまじき行為であり、また市民、利用者の信頼を著しく損なうもので、委託業社を管理、監督する立場にある当局としまして、深くお詫び申し上げます」と陳謝。

 再発防止に向け、「徹底した再発防止を講じるよう厳しく指導するとともに、駅清掃業務委託業者に対し、コンプライアンス意識の徹底がなされるよう管理、監督に努め、再発防止に取り組んでまいります」としている。


 駅トイレの清掃員が、その立場を利用して、盗撮行為に及ぶなど言語道断。断じて許されることではない。

 その仕事の性質上、清掃員を志望する者は決して多くはないだろうが、委託業者側には、せめて女子トイレは女性従業員に任せるような配慮が必要だろう。

(蔵元英二)

*写真イメージ