「いつの間にか小さくなった食べ物」を共有するハッシュタグがせつない

「#くいもんみんな小さくなってませんか日本」というTwitterのハッシュタグが盛り上がり、昔よりサイズが小さくなったと疑われる食品について共有されている。

日本の食べ物は小さくなっている?


Twitter上に投稿されているのは「ちくわの太さは変わらないのに、穴は年々広がってる」「ウインナーの2袋セット、明らかに1袋に収まるだろ… 空気でパンパンじゃん」「飲食店で明らかにどんぶりの大きさが小さくなってる」「板チョコどんどん小さくなってるよね… 体感じゃなくてグラムで」といった情報。同ハッシュタグは10月18日頃から盛り上がりを見せ、「ほんとこれ。悲しい」「なんて切なくなるタグなんだ」「薄々みんな感じてたけど、実際に画像の比較とかみると辛くなってくるな」といった反響の声が。




また、「小さくなっていない食べ物は値上げしてる場合が多い」という声も。実際に値上げをしている食品も多く、10月にはサトウ食品の加工包装米飯「サトウのごはん」シリーズが一部商品の値上げを発表。11月21日出荷分からは、グラム数は変わらずに1パック当たり2~10円ほど値上げする。

さらに、「崎陽軒」も10月1日から値上げを実施。従来より日持ちが長くなった“おいしさ長もちシリーズ”の一つ「おいしさ長もち かにシウマイ」の価格が40円上昇した。ただし、値上げした商品に関しては「黙って減量するより全然いい」「分かりづらく減らされるより、高くなっても内容量そのままの方が信頼できる」と感じる人も多いようだ。

内容量の減量には小麦の値上がりが影響している?


食品の内容量の減量や値上げが起こっている原因には、「小麦の値上がり」が関係しているのではないかという意見も多い。2015年には日清製粉などを含む大手製粉メーカーが、業務用小麦を値上げした。小麦粉の値上がりを受けて、「山崎製パン」「フジパン」など大手パンメーカーも値上げを実施。

また17年10月から政府が輸入小麦の価格を引き上げたことを受け、日清製粉は12月20日出荷分からの業務用小麦の値上げを発表。このニュースに消費者からは、「またいろいろ値上がりするんだろうなー」「袋入りドーナツとかクッキーとか、これ以上小さくなったらどうなっちゃうんだろう」といった声が上がっている。