大人から体罰経験の子ども過去最低 親から「ぶたれた」初めて50%下回る
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博報堂生活総合研究所は「こども20年変化」の調査結果を6月8日に発表した。同調査は1997年から10年ごとに実施しており、今年で3回目。
調査方法は訪問留置自記入法で、首都40キロ圏に住む小学4年生から中学2年生の男女800年を対象に行われた。

大人から体罰経験の子ども過去最低 親から「ぶたれた」初めて50%下回る

両親や学校の先生から体罰を受けた経験の有無を子どもたちに聞くと、「お母さんにぶたれたことがある」が48.6%、「お父さんにぶたれたことがある」が38.4%、「学校の先生になぐられたことがある」が1.6%といずれも過去最低の記録に。「お母さん/お父さんにぶたれたことがある」については、今回初めて50%を下回ったという。
家族との関係性については、「自分の部屋にお父さんやお母さんが入ってくるのはいやだ」が36.6%、「家族に言っていない秘密がある」が34.3%とどちらも過去最低の数値になった。

大人から体罰経験の子ども過去最低 親から「ぶたれた」初めて50%下回る

また、お小遣いをもらっている子どもは63.0%と過去最低数値を記録。新商品の関心については「流行に関心がある」が55.4%、「新しい商品が出るとすぐほしくなることが多い」が41.6%と過去最低だった。

情報への関心について、「流行を人よりも早く知りたいか」が41.1%と過去最低に。「興味のある話は自分で調べる方か、人に聞く方か」では「自分で調べる方」が過去最高の63.3%、「人に聞く方」が36.8%を記録した。