「ENEOSでんき」のテレビCM「主婦の決断」編の内容が、女尊男卑だとしてバッシングを受けているという。反響はどんどん大きくなりTwitterなどネット上では「別にいいじゃん」「これはダメだろ」と意見が真っ二つに割れている。


「稼ぎのいい夫に替える」発言が炎上?


CMの内容は主婦役の小池栄子さんが家で友人とくつろいでいるときに「主婦ってさぁ、毎月自由に使えるお金って少ないのよねぇ」と愚痴をこぼし、「解決策は二つあると思うの」「安い電気に替えるか、稼ぎのいい夫に替えるか」と続ける。すると、この会話をこっそり聞いていた夫役の古舘寛治さんが怯えた顔をして、挙句の果てに小池さんに笑顔でにらまれ体が吹っ飛んでしまうというものだ。

もちろんCMの制作意図は「ENEOSでんき」に申し込めば電気代が安くなることの宣伝なのだろうが、ネット上では別の部分が注目されることに。

男性差別は女性からも非難が集中!?


ネット上では「女尊男卑すぎて不快」「男性差別にもほどがあるわ」「男を金稼ぎの道具にしか考えていない」「面白くもなくただただ不快なCM、流れるたびにイラッとする」と非難の声が上がっている。

さらに、「もし『安い電気に替えるか、やりくりが上手な嫁に変えるか』なんて言われたら大炎上でしょ」「『私作る人、僕食べる人』というCMが中止になったことがあったっけ」と、男女逆だったらもっと大事になっていると指摘するものも。

こういったCMは回りまわって男性だけではなく女性も傷つけているという論もあり「世の女性が自分は働かずに文句ばっかりいってるみたいで嫌だなぁ」「世の中こんなクソ女ばっかじゃないからね」「こういうCMは女性の名誉まで不用意に傷つけて誰も得しない」といった意見も上がっている。

しかし中には「こんなので騒ぐなんて小さいやつら」「CMの中の話にいちいちツッコむなんて情けない」「これを叩くなんてどんだけ心に余裕がない人なの?」と擁護の声も。


CMでの男性の描き方に関しては最近でも物議を醸しているものがある。「アフラックの保険」CMでは、入院した夫役の西島秀俊さんのもとに妻役の渡辺直美さんがかけより「あなたになにかあったらローンとか子どもの教育費とかどうするの?」と問い詰めるというもので「男をATMとしか思っていないのか」と非難の声が上がっていた。