ファッションブロガーのMBです。この企画は“一般男性を実際にコーディネートする”というものです。
それでは早速今回コーディネートをさせて頂く方をご紹介します。
IT企業に務めているミウラさんです。
社会人1年目でエンジニア職の24歳。入社してからまだ9カ月。眩しいほどのフレッシュさが溢れる新卒社員さんです。
まず今回のターゲット初期状態はこちらです。
日本人男性のテンプレートなカジュアルスタイル。
別にコレが悪いという話ではありません。おしゃれがその人の全てを評価するわけでもなし、別にこういったカジュアルスタイルだからダメだとか全くこれっぽっちも思っていません。……しかし悲しいことに人間は「第一印象」で人を決めてしまうもの。「人は見た目が9割」なんて俗流の表現もありますが、実際「メラビアンの法則」など心理学でも語られる通り、人の印象の大半を形成するのは「会話」ではなく「見た目」です。
であるならば「見た目」を良くすることが人間関係向上に繋がるではありませんか。
では見た目を改善しましょう、ということで。今回改造に使ったお店はこちら……。
GU銀座店。
改造の前にちょっぴり本人からヒアリングを……。
好みや普段の服の買い方、なりたい自分などを少し伺いました。
さてこんな前提条件を元にGUでコーディネートを組んでいきます。
まず先程も「大人っぽい服装」とありましたが、確かに魅力的に見える男性、おしゃれな男性には「大人っぽさ」がついてまわるものです。男性の魅力は古今東西「男性的な頼もしさ」。原始の時代ならそれは「狩を実現させる筋肉質な体型」だったかもしれませんが、現代においてはそれは「社会的な立場や収入を連想させる余裕、落ち着き」つまり「大人っぽさ」に象徴されます。
もちろん「立場・収入」といっても「全身ゴールドの成金スタイル」がモテるわけではありません。現代の人間は本能だけでなく「社会的な観念」も併せ持つものですから。
ですので社会的に不自然じゃない程度の「大人っぽさ」が魅力的でおしゃれな男性像につながります。つまり「適度に大人っぽいスタイル」「ドレスライクな街着スタイル」がキーワードです。
というわけで今回アウターに選んだのがこちら。
【GUロングコート】
大人っぽい「ウールのロングコート」ですが、パーカーの様にフードがついていて「カジュアルイメージ」も同時にある「フードコート」です。今回のターゲットであるミウラさんは特に普段からカジュアル全開な服装ですのでこういった「ちょっぴりカジュアル要素が入った大人服」の方が抵抗なく毎日使えるでしょう。
趣味嗜好も考えてあまり「キメすぎ」るのではなく、こういったちょっぴりカジュアル感のあるアウターを選んでいます。
さてボトムスもインナーも選び終えて……少し予算が余ったので小物も揃えてしまいます。ブーツとリュックとマフラーもセットで買っちゃいます。
【GUブーツ】
【GUマフラー】
【GUバッグ】
居合わせた撮影スタッフも皆驚いていましたが、今期のGUのブーツは良品ラッシュ。レザーに「見せかけた」フェイク品ですがその完成度には驚きます。起毛させた素材を使ってスエードレザーに見せた本物そっくりのフェイク品。プロでも触ってみるまでは絶対に気づけません。しかも形も細身で綺麗。
実はここで「スニーカー」じゃなくて「ブーツ」を選ぶのはコーディネートのちょっとしたポイント。あとで解説しますが、ここにスタイルをより効果的におしゃれに見せる秘訣があります。
完全に「借りてきた猫」状態の三浦さん。全てのアイテムが揃いましたので変身して頂きました。
コーディネート完了後のミウラさんの全身写真がこちら。
最初の服装とまるで印象が違います。スタッフもびっくり。
見比べると……
……大きく変化しました。
使用アイテム一覧はこちら。
１【GUロングコート】￥4,990（税抜）
２【GUニット】￥1,990（税抜）
３【GUジーンズ】￥2,490（税抜）
４【GUブーツ】￥1,990（税抜）
５【GUマフラー】￥990（税抜）
６【GUバッグ】￥990（税抜）
※4と6はセール中の価格です。
総額￥13,440円（税抜）です。税込でも￥15,000以内で「大人っぽい」全身コーディネートが出来てしまいます。
コーディネートのポイントはいくつかありますが、まず冒頭で語った「適度に大人っぽいスタイル」。大人っぽさを追求しようとドレスライクなアイテムばかりでまとめるとどうしても「仕事着」だったり「嫌味な印象」が出てきてしまいます。そこで「ドレス：カジュアル=7:3」くらいのバランスを念頭においてコーディネートを組んであげると良いでしょう。例えば今回の場合ならドレスなロングコートとドレスな黒ブーツで合わせていますから、カジュアルなジーンズとカジュアルなリュック……といった具合ですね。「ドレスライク」とはいわば「スーツで使うアイテム」です。ロングコートや革のブーツなどはスーツでも使いますが、ジーンズやリュックはスーツでは使わないアイテムですね。こういった具合に「7:3」程度にバランスを見てあげるのがおしゃれの秘訣です。
続いて「シルエット」。日本人に多い体型が胴長で短足・顔が大きめ。体型的には欧米人よりも不利なDNAを持っています。そんな日本人にとって体型隠しはおしゃれをする上での必須項目。ここでは「脚長」と「Yラインシルエット」を念頭に作っています。
まず「脚長」は簡単、パンツと靴を同系色で合わせてあげることです。同じような色味で合わせてあげることでパンツと靴が一体化して境界線がわかりにくくなります。すると靴のぶんだけ脚が長くなった様に見えるため「脚長効果」が発動されるのです。
また「Yライン」とは上が太く下が細いメリハリあるシルエットのこと。今回のミウラさんの場合、上半身に少し男性的な肉感がありましたのでコレを隠せるようなコーディネートにしました。「隠す」というからには少し大きめのサイズを選び体型が出ないようにするわけですが、それに合わせて下半身もゆったりとしたものを選んでしまうと上下ルーズになり、どうしても子供っぽいスタイルに見えてしまいます。そこで「Yライン」。上が太い分下をキュッと細くしてあげてメリハリを生むのです。すると上半身は「あえて大きい服」を着ているように見えて、「下半身が実際の体型」の様に感じるのです。しかも下半身は上半身との対比でより細く見える。つまり「上半身がっちり」の人は上をゆるく、下を極端に細くすることで「モデル風体型」の様に錯覚させることができるのです。またリュックやストールは上半身にさらにボリュームをプラスするためアクセントとして使っています。
コーディネートで見違えるように大人っぽくなったミウラさん。折角なので社内のチームメンバーの皆さんにもミウラさん変身後のコーディネートをお披露目しました。「ミウラさん、大人っぽくてかっこいい！」「ただのお洒落じゃないですか。」「写真撮ってもいいですか!?」など、チームの皆さんからも大変好評をいただけたようです。
どことなく顔つきも大人っぽく変わった気がしますね。
以上、今回はGUで大変身させてみました。
体型難のある方でも、着こなしに自信がない方でもおしゃれは簡単に楽しめます。毎週配信している私のメールマガジンではこんな風に「安価な品を使っておしゃれになる方法」を掲載しています。興味ある方は是非ご覧ください。では本日はこのへんで。
【MBとは】
ファッションブロガー、作家「MB」。ブログ「最も早くおしゃれになる方法KnowerMag」にて絶大な支持を集める。配信する有料メルマガは9000人もの読者を抱え堀江貴文氏に次ぐ日本2位の規模を誇る。自著「最速でおしゃれに見せる方法」(扶桑社)ではamazon全体で3位をマーク、過去10年間で最も売れたメンズファッション書籍としてベストセラーを果たす。他関連書籍7冊以上、「週刊SPA!」などはじめ連載多数。「買ったものしか紹介しない」スタンスでブランドからの贈答品・金銭契約は全て拒否する硬派系ブロガー。
メルマガ：現役メンズバイヤーが伝える洋服の着こなし&コーディネート診断
それでは早速今回コーディネートをさせて頂く方をご紹介します。
さて今回おしゃれに改造させて頂いたのは……
IT企業に務めているミウラさんです。
社会人1年目でエンジニア職の24歳。入社してからまだ9カ月。眩しいほどのフレッシュさが溢れる新卒社員さんです。
まず今回のターゲット初期状態はこちらです。
ミウラさん（24歳・社会人1年目）
日本人男性のテンプレートなカジュアルスタイル。
パーカー・チェックシャツ・チノパン・デッキシューズ(もしくはスニーカー)といった「よくいる」着こなしです。
別にコレが悪いという話ではありません。おしゃれがその人の全てを評価するわけでもなし、別にこういったカジュアルスタイルだからダメだとか全くこれっぽっちも思っていません。……しかし悲しいことに人間は「第一印象」で人を決めてしまうもの。「人は見た目が9割」なんて俗流の表現もありますが、実際「メラビアンの法則」など心理学でも語られる通り、人の印象の大半を形成するのは「会話」ではなく「見た目」です。
であるならば「見た目」を良くすることが人間関係向上に繋がるではありませんか。
こういったカジュアルスタイルでも悪くはありませんが、一度おしゃれをしてみると他人の「自分に対する接し方の変化」に驚くはずです。人は悲しいかな「見た目」で判断される生き物なのです。
では見た目を改善しましょう、ということで。今回改造に使ったお店はこちら……。
GU銀座店。
改造の前にちょっぴり本人からヒアリングを……。
好みや普段の服の買い方、なりたい自分などを少し伺いました。
さてこんな前提条件を元にGUでコーディネートを組んでいきます。
「適度に大人っぽい服装」を目指す
まず先程も「大人っぽい服装」とありましたが、確かに魅力的に見える男性、おしゃれな男性には「大人っぽさ」がついてまわるものです。男性の魅力は古今東西「男性的な頼もしさ」。原始の時代ならそれは「狩を実現させる筋肉質な体型」だったかもしれませんが、現代においてはそれは「社会的な立場や収入を連想させる余裕、落ち着き」つまり「大人っぽさ」に象徴されます。
もちろん「立場・収入」といっても「全身ゴールドの成金スタイル」がモテるわけではありません。現代の人間は本能だけでなく「社会的な観念」も併せ持つものですから。
ですので社会的に不自然じゃない程度の「大人っぽさ」が魅力的でおしゃれな男性像につながります。つまり「適度に大人っぽいスタイル」「ドレスライクな街着スタイル」がキーワードです。
というわけで今回アウターに選んだのがこちら。
参考画像：GU公式通販サイトより引用
大人っぽい「ウールのロングコート」ですが、パーカーの様にフードがついていて「カジュアルイメージ」も同時にある「フードコート」です。今回のターゲットであるミウラさんは特に普段からカジュアル全開な服装ですのでこういった「ちょっぴりカジュアル要素が入った大人服」の方が抵抗なく毎日使えるでしょう。
趣味嗜好も考えてあまり「キメすぎ」るのではなく、こういったちょっぴりカジュアル感のあるアウターを選んでいます。
GUでも立派なブーツが揃う!!
さてボトムスもインナーも選び終えて……少し予算が余ったので小物も揃えてしまいます。ブーツとリュックとマフラーもセットで買っちゃいます。
参考画像：GU公式通販サイトより引用
参考画像：GU公式通販サイトより引用
参考画像：GU公式通販サイトより引用
居合わせた撮影スタッフも皆驚いていましたが、今期のGUのブーツは良品ラッシュ。レザーに「見せかけた」フェイク品ですがその完成度には驚きます。起毛させた素材を使ってスエードレザーに見せた本物そっくりのフェイク品。プロでも触ってみるまでは絶対に気づけません。しかも形も細身で綺麗。
下手なブランド品を買うくらいならこれで十分です。しかも値段が超手頃。
実はここで「スニーカー」じゃなくて「ブーツ」を選ぶのはコーディネートのちょっとしたポイント。あとで解説しますが、ここにスタイルをより効果的におしゃれに見せる秘訣があります。
変身完了!!
完全に「借りてきた猫」状態の三浦さん。全てのアイテムが揃いましたので変身して頂きました。
コーディネート完了後のミウラさんの全身写真がこちら。
最初の服装とまるで印象が違います。スタッフもびっくり。
見比べると……
……大きく変化しました。
使用アイテム一覧はこちら。
１【GUロングコート】￥4,990（税抜）
２【GUニット】￥1,990（税抜）
３【GUジーンズ】￥2,490（税抜）
４【GUブーツ】￥1,990（税抜）
５【GUマフラー】￥990（税抜）
６【GUバッグ】￥990（税抜）
※4と6はセール中の価格です。
総額￥13,440円（税抜）です。税込でも￥15,000以内で「大人っぽい」全身コーディネートが出来てしまいます。
コーディネートのポイントはいくつかありますが、まず冒頭で語った「適度に大人っぽいスタイル」。大人っぽさを追求しようとドレスライクなアイテムばかりでまとめるとどうしても「仕事着」だったり「嫌味な印象」が出てきてしまいます。そこで「ドレス：カジュアル=7:3」くらいのバランスを念頭においてコーディネートを組んであげると良いでしょう。例えば今回の場合ならドレスなロングコートとドレスな黒ブーツで合わせていますから、カジュアルなジーンズとカジュアルなリュック……といった具合ですね。「ドレスライク」とはいわば「スーツで使うアイテム」です。ロングコートや革のブーツなどはスーツでも使いますが、ジーンズやリュックはスーツでは使わないアイテムですね。こういった具合に「7:3」程度にバランスを見てあげるのがおしゃれの秘訣です。
続いて「シルエット」。日本人に多い体型が胴長で短足・顔が大きめ。体型的には欧米人よりも不利なDNAを持っています。そんな日本人にとって体型隠しはおしゃれをする上での必須項目。ここでは「脚長」と「Yラインシルエット」を念頭に作っています。
まず「脚長」は簡単、パンツと靴を同系色で合わせてあげることです。同じような色味で合わせてあげることでパンツと靴が一体化して境界線がわかりにくくなります。すると靴のぶんだけ脚が長くなった様に見えるため「脚長効果」が発動されるのです。
また「Yライン」とは上が太く下が細いメリハリあるシルエットのこと。今回のミウラさんの場合、上半身に少し男性的な肉感がありましたのでコレを隠せるようなコーディネートにしました。「隠す」というからには少し大きめのサイズを選び体型が出ないようにするわけですが、それに合わせて下半身もゆったりとしたものを選んでしまうと上下ルーズになり、どうしても子供っぽいスタイルに見えてしまいます。そこで「Yライン」。上が太い分下をキュッと細くしてあげてメリハリを生むのです。すると上半身は「あえて大きい服」を着ているように見えて、「下半身が実際の体型」の様に感じるのです。しかも下半身は上半身との対比でより細く見える。つまり「上半身がっちり」の人は上をゆるく、下を極端に細くすることで「モデル風体型」の様に錯覚させることができるのです。またリュックやストールは上半身にさらにボリュームをプラスするためアクセントとして使っています。
変身した姿をチームメンバーにお披露目!!
コーディネートで見違えるように大人っぽくなったミウラさん。折角なので社内のチームメンバーの皆さんにもミウラさん変身後のコーディネートをお披露目しました。「ミウラさん、大人っぽくてかっこいい！」「ただのお洒落じゃないですか。」「写真撮ってもいいですか!?」など、チームの皆さんからも大変好評をいただけたようです。
どことなく顔つきも大人っぽく変わった気がしますね。
以上、今回はGUで大変身させてみました。
体型難のある方でも、着こなしに自信がない方でもおしゃれは簡単に楽しめます。毎週配信している私のメールマガジンではこんな風に「安価な品を使っておしゃれになる方法」を掲載しています。興味ある方は是非ご覧ください。では本日はこのへんで。
【MBとは】
ファッションブロガー、作家「MB」。ブログ「最も早くおしゃれになる方法KnowerMag」にて絶大な支持を集める。配信する有料メルマガは9000人もの読者を抱え堀江貴文氏に次ぐ日本2位の規模を誇る。自著「最速でおしゃれに見せる方法」(扶桑社)ではamazon全体で3位をマーク、過去10年間で最も売れたメンズファッション書籍としてベストセラーを果たす。他関連書籍7冊以上、「週刊SPA!」などはじめ連載多数。「買ったものしか紹介しない」スタンスでブランドからの贈答品・金銭契約は全て拒否する硬派系ブロガー。
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