ガールズロックユニット「ぱすぽ☆」のメジャーデビューが決定した。レコード会社はKARA・少女時代・SDN48など、セクシー系アイドルを抱えるユニーバサルだ。
1月30日にベルサール秋葉原で行われたメジャーデビュー記念イベントには、インディーズ時代から応援してきたファンが多く駆けつけ、ぱすぽ☆の勢いを感じさせた。

■地下アイドルからメジャーへの昇格
ぱすぽ☆は、2009年から、いわゆる"地下アイドル"としてライブを中心に活動してきたアイドルユニットだ。着実にファンの数を増やし、アイドルの登竜門的とされる石丸電気本店での昨年末のイベントでは会場は超満員。ぱすぽ☆は第一宇宙速度を超え、地下から地上へと上昇していった。


そういった活動があり、今回のメジャーデビューの発表は誰もが納得の結果だった。ハリボテのメジャーデビューではない。
応援してきたファン、スタッフ、そしてぱすぽ☆メンバーのみんなの力で地上への進出を果たしたのだ。


30日のメジャーデビュー記念イベントでは会場が豪華なことにも驚かされた。ぱすぽ☆の活動はあまり金をかけてこなかったと思う。だが、今回はベルサール秋葉原を貸切にし大型ビジョンも用意。テレビも含め、10人を超える取材陣が駆けつけた。「メジャーになるんだ!」ということを肌で感じ取れるイベントだった。



■ダンスとフォーメーションがみどころ
「ぱすぽ☆」のステージパフォーマンスは、アメリカンロックテイストな楽曲に、健康的な女の子達が足を舞い上げたりジャンプしたりと、チアリーディングを見ているようなハジケるダンスが特長的だ。縦2列が3列になり三角形になり横2列になったりなど、めまぐるしく変化するフォーメーションの美しさは特に見所で、天才振付師の竹中先生も「10人という数字を活かしてフォーメーションとかを考えているので、そういうところを見て欲しいです」と語る。

メジャーデビュー第一弾となる「少女飛行」も、明るくて元気な曲調だ。キャリーバックを使ったコロコロダンスと言われる今回のパフォーマンスはブロードウェイのようなイメージだ。竹中先生いわく「ぱすぽ☆が初ライブをやる前ですね。空の旅というグループのコンセプトが決まって、いつか演出としてキャリーバックを使いたいと言われていたんですよ。
それが今回実現しました。ブロードウェイのOPとかでニューヨークの街を行き交うみたいな感じです。振りを考えるのは家で一人で考えるので、全員で合わせてみないと想像つかなくて、でも初めて合わせたときに自分の思うブロードウェイ感がでてました」とのこと。


■クリエイティビティな合いの手の数々
もうひとつ、ぱすぽ☆にしかない魅力がある。それはパッセンジャーと言われるぱすぽ☆のファンたちによる合いの手だ。どんなアイドルでも曲中にファンから合いの手が入るが、ぱすぽ☆は群を抜いて素晴らしい。
それぞれの曲ごとに、リズムや雰囲気にあった合いの手の数々を生み出している。これがぱすぽ☆の現場にしかない盛り上がりを作っているのだ。


■どのアイドルよりも健康的で明るい「ぱすぽ☆」
KARAや少女時代ほど大人っぽくなく、十代の女の子らしい健康的な元気さが溢れるぱすぽ☆。運動部の女の子たちが創作ダンスをしているような明るい印象をもつ。「ぱすぽ☆らしくトップを目指したい。デビューシングルはもちろんオリコン1位を目指します」と意気込む彼女たち。
アイドル戦国時代の大注目グループだ!


リーダー根岸愛(あいぽん)から
「秋葉原は私たちがぱすぽ☆を結成する前の「ぱすぽ☆(仮)」のころ。最初にイベントをやったのが秋葉原で、そんな場所で今日 メジャーデビューイベントができて、初心にも帰れたし、こんなたくさんのみなさんにも囲まれて素晴らしいイベントになったと思います。これからも「ぱすぽ ☆」は「ぱすぽ☆」らしくメジャーになっても頑張っていくのでみなさんよろしくお願い致します」
(ノトフ)