アナ雪のエンディングいじりにネット民大荒れ

 フジテレビで3月4日、映画「アナと雪の女王」が地上波ノーカット放送された。アナ雪への勢いを盛り上げようと、ミュージックフェアや事前特番もディズニー関連で埋められていたのはいつものフジテレビらしい浮かれ方なのだが、映画本編終了時にまさかのフジテレビオリジナルエンディングが挿入され、SNSのタイムラインは賛否両論となっている。


 そのオリジナルエンディングはまず動画投稿による子供の合唱+フジテレビアナウンサー陣+芸能人などによる合唱の映像となったのだが、映画と関係ない番宣のような挿入動画に萎える人が続出した。一方で、エンディングを最高だといっている視聴者もそれなりにいたようで、賛成派と否定派の間で「映画のように人はわかりあえない」といった声も。

 ノーカット版といいつつ、そのエンディング後CMを挟んで流れたスタッフロールもTV版のスタッフばかりが大きく取り上げられ、オリジナルのスタッフロールは4Kテレビでもなければ読めない、画面の1/10程度の豆粒のような掲出でそれも映画ファンには不満に思えたようだ。しかし、テレビでの映画放映自体、いままでもそういうことは行われてきた。ディズニーサイドがOKしていれば仕方がないことだが。問題点があるとすれば、親子に見てもらいたいのだろうが、子供の映像を23時に流すセンスと、May J.(約20秒でカット)+エンドロール後のオチカット(流れてはいるが高速すぎて見落とす)、その2点だけは気になった。

23時に子供を対象とした映像は若干不適切だし、子供を視聴対象とするつもりならば、余計な特番を減らして早くやるべきでモラルがない。かつあれではノーカットとはいえないのではないか。よくも悪くもフジテレビらしい演出だった。

(文・編集部I)イメージ写真:rafinade/123RF