ロックバンド「ゲスの極み乙女。」のボーカル・川谷絵音との不倫報道で批判が集中しているタレントのベッキーが、多数のタレントに“言い訳メール”を送っていたという。あるテレビマンが、ベッキーと共演経験のある芸人から聞いたところでは、あの謝罪会見の夜、ベッキーからメールが届いたというのだ。



「冒頭は『ご心配をおかけしてすいません』っていう謝罪だったらしいんですが、その中身は“ポジティブに頑張ります”という感じのメッセージの中に、さりげなく、“マスコミに私的なLINEを暴露されたことが原因”という言い訳っぽい内容が挟まっていて、同情を誘うようなニュアンスだったそうです。ただ、この芸人はベッキーと以前、メールのやりとりをしたことはあっても最近は特に親しいというわけでもなく『たぶん大勢の人に、同じものを送っているんじゃないか』と話していました」(同)

 一部ではベッキーが心労による睡眠障害で、騒動後の数日間で3キロほど痩せたということが伝えられたが、実はそれと同じ内容がメールにもあったというから、もしかすると“睡眠障害で激ヤセ”は、同情票を集めたいベッキー自身が“ネタ元”だったのかもしれない。

 実際、渦中のベッキーは9日、情報バラエティ番組『にじいろジーン』(フジテレビ系)の生放送に、何事もなかったように笑顔で登場。ネット上では「メンタル強すぎる」と言われたほど。あの謝罪会見中も関係者とのやりとりで笑顔をのぞかせていて、やつれた印象はなかった。

「どっちにしても、ベッキーの出したとされるメールは効果抜群だったと思います。
メールを受け取ったと思われるタレントたちが、ベッキーの言葉に同情して、出演番組やイベントでベッキー擁護のコメントを出しまくったんですから」(同)

 今回の騒動については、ナインティナイン岡村隆史が「そんな時期もあるんちゃう? うちの妹も不倫していた」、西川史子が「しょうがない、好きになっちゃったんだから。軽率じゃない、よく考えて行動したんだよ」などと擁護し、ほかにもデヴィ夫人は「堂々と純愛を貫きなさい」、さまぁ~ず三村マサカズは「ベッキーはいい人」、土田晃之も「ベッキーが誰と付き合おうが関係ないじゃん」と、ベッキーをかばう人ばかり。これも、メールの効果だったのだろうか?

「もっともベッキーは日頃から、共演タレントに『○○さんとはやりやすいです』とか『私、○○さんと相性いいみたいです』とかマメに声をかけますし、誕生日が近かったタレントには、忘れず『おめでとう』と言ったりするんで、タレント間の好感度は高かったんですけどね」(同)

 川谷とのLINEでは、一緒にクリスマスを過ごした感謝の私信が「素敵なイブとクリスマスをありがとう。シーに連れて行ってくれたり 色々ごちそうしてくれたり オシャレなプレゼントくれたり ほんとうにほんとうにありがとう。幸せだった。ずーーーっと幸せだった。
一緒に居られるだけで、ただただ幸せだった」「ヒルズ族に教えたい。ほんとうの幸せはお金かからないよって」(原文ママ)と純情乙女なトーンだったが、一方で後輩など目下の相手になると態度が変わるなど裏表の激しさで知られ、マツコ・デラックスは「嫌いではないけど、相いれない」と公言したほど。

 ビデオリサーチ社の「テレビタレントイメージ調査」で好感度1位に輝いたこともあるベッキーだが、今回の騒動で大手10本あったCMは続々と差し替えや放送中止の措置がとられている。しかし、「あくまでベッキー側は不倫ではなく、既婚者の実家へ遊びに行っただけというスタンス」(前出テレビマン)であり、出演番組については現時点で予定通りだ。

「今は瞬間的に視聴率が取れるから、出演番組のスタッフはみんな『これはおいしい』って言っているんですよ。影響が出てくるとしたら、その“特需”が過ぎたあたりから。
こういうときに『ベッキーの代わりに』って営業する芸能プロ関係者も多数いますから」(同)

 持ち前の根回しで擁護コメントはたくさん並べたとされるベッキーだが、不倫の否定には納得しない声が多い。その必死の努力で、このピンチを切り抜けられるかは、まだわからない。
(文=ハイセーヤスダ)