浜崎あゆみ木村拓哉藤原紀香……これといった理由ははっきりしないが、どこか“痛い”と見られている面々だ。

 共通するのは、一世を風靡し、その世界のトップに立った経験があること。

それゆえ、ブームが終わっても変わらぬスタンスに、周囲は「必死」「痛い」という言葉を浴びせる。そんな“痛いファミリー”に、大ヒット歌手の宇多田ヒカルが入りそうだ。

 宇多田といえば、デビュー4カ月後にリリースしたアルバム『First Love』(EMI Records Japan)は国内で800万枚以上の爆発的ヒットを記録。日本歴代No.1セールスを樹立した。

 だが、ここ数年は活動休止などもあり、かつての勢いは感じられない。むしろ話題になるのはプライベートばかりで、今年5月にはイタリア人のバーテンダー、フランチェスコ・カリアーノ氏と結婚。

出会ってすぐのスピード婚で、おめでたい話ではあるが、どこか“危うさ”も感じてしまう。

「彼女らしいと言えばらしいのですが、昔ほど世間の共感は集めていませんね。むしろ、昨年、母親の藤圭子さんが亡くなったこともあり『寂しさを紛らわすために入籍したのでは?』という声も聞こえるほどです」とは某音楽ライター。母親の遺言や遺骨をめぐり、親族男性とトラブルにもなった。

 さらに“痛々しさ”に拍車をかけているのが、父親の宇多田照實氏の存在。スポーツ紙記者によると「親子であるのと同時に、娘のプロデューサーでもある。

ささいなことにも口を挟むことで有名で、藤さんの亡くなった時も、家族の絆をこれでもかとアピールし、対立する親族男性を潰しにいった」(スポーツ紙記者)。

 最近も「女性自身」(光文社)が、宇多田が結婚後「ロンドンでイタリア料理店のマダムになる情報がある」と報じたことに不快感。照實氏は先月30日に、自身のTwitterで「ある女性週刊誌に『宇多田、イタリアン・レストランのオーナーに!』っていう記事を見たんだけど、そんな話は事実無根。二人で仲良く共働きするんじゃない。何処に住むかはこれからだよ」と完全否定した。

「娘の稼ぎが宇多田家を支えているのはわかりますが、結婚などのおめでたい話の延長にある記事を即否定するのは大人げない。

マスコミの間でも『宇多田は父親が面倒くさいから』と敬遠されがちです。そんな父親に全幅の信頼を寄せている彼女のイメージも変わってきている」(同)

 日本の音楽シーンにその名を刻んだ宇多田も、ついに「なんか痛々しい……」という扱いを受けることになってしまったのか――。