芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 恋人だった矢吹春奈に、浮気相手との“情事”の現場を目撃され、鉄拳制裁を食らわされた上で破局した仁科克基が、TBS系の『サンデー・ジャポン』や読売テレビの『情報ライブ ミヤネ屋』に出演。「記憶にない」とか「僕はシロ!」という見苦しい弁明を繰り返している姿を見て、往年の東映の大スター・松方弘樹は、やりきれない気持ちでいるのではないだろうか?

 離婚後、克基を引き取った母親で女優の仁科亜季子は、数年前、友人に息子の女癖の悪さについて「前の旦那(松方)の悪いところを受け継いでしまい、下半身がだらしなくて困る」とぼやいたらしいが、仁科を知る芸能関係者は「この母親にして、この子あり」というのが一致した見方だ。

 仁科はかつて松方にパイプカットを命じた。しかし、松方の浮気癖は治らず、30歳年下の女優・山本万里子との不倫がきっかけで、離婚騒動が持ち上がった。その際、仁科は昵懇にしていた神戸に本部を置く暴力団「二代目松浦組」の笠岡和雄組長に相談。自らがを務める「大日本新政會」のブログで、笠岡組長は「仁科は、京都で盗聴で有名な興信所を使って、女の自宅や松方の寝室からすべて会話を盗聴していたんや」と暴露している。離婚後、笠岡組長が松方に会ったときに、松方は「私が言うと愚痴になりますが、10億円近い金は、亜季子や本人の実家に行っていると思います。離婚前から生命保険の解約や貯金の解約を進め、離婚後も社債を黙って現金化していた」と語っていたという。

 その仁科は松方と離婚後、大手広告代理店の男性と再婚(2年前に離婚)した。その間、男性関係のウワサが絶えなかったことも「大日本新政會」のブログで明らかになっている。金銭感覚といい、異性へのだらしなさにしても、克基は、父親よりも母親の仁科のDNAをしっかり受け継いだと皮肉られても仕方がない状況だ。

 というのも、父親である松方は意外にも、山本万里子と暮らし始めて16年が過ぎたが、浮いたウワサひとつないからだ。松方と親しい芸能関係者は「2人はいつも一緒で仲がいい。松方にとっては、やっと、最高の伴侶に巡り合えたんだと思いますよ」という。

別の関係者は「松方が万里子さんと入籍しないのは、彼女自身が、松方の子どもたちを刺激したくないという配慮からですよ」という。

 両親の離婚後、松方と断絶状態が続いている克基は仕事ではなく、スキャンダルの話題ばかりでマスコミをにぎわせている。父親として松方が忸怩たる思いをしていることは想像に難くない。克基が情報番組でバカな発言をしている以上、母親として、最も身近な存在で芸能界の先輩としても、指導すべき立場にある仁科の責任は大きいといえるだろう。
(文=本多圭)