“お笑い界の2大巨頭”であるビートたけしと、とんねるず石橋貴明の共演で昨年10月からスタートしたTBS系『日曜ゴールデンで何やってんだテレビ』(日曜午後7時57分~)が、ひっそりと打ち切りになっていたことが分かった。

 原因は言うまでもなく、視聴率の低迷。

初回こそ8%台だったが、その後は5%前後を推移。今年3月3日が最後のオンエアで、その視聴率も3.2%と散々なものだった。

 テレビ関係者は「公式にはアナウンスしていませんが、3月3日放送をもって打ち切りになったそうです。ゴールデンタイムでこの数字は、ひどすぎますからね。本来なら3月末で打ち切りとなるところを、3日で強制終了して、以降は『さんまのスーパーからくりTV』などのスペシャル番組でごまかしていたんです」と明かす。

 低迷の理由として多く挙げられるのは、たけしと石橋のギクシャク感だ。

お笑い関係者は「石橋さんがたけしさんに気を使いすぎたことで、彼の個性を消してしまっていた。石橋さんは暴れてこそナンボの人ですからね。また、たけしさんの“鶴の一声”で、懇意にしている島田洋七さんの特集を組むなど、強引なキャスティングも目立った。さらに、裏番組にたけしさんが出演したことで、石橋さん1人で番組を進行していた回もあった。TBSから『何をやってもいい』と言われたとはいえ、さすがにやりすぎた感がある」と分析する。

 TBSにとって、たけしと石橋は別格で、たけしの1本のギャラは500万円クラスといわれているが、今回ミソをつけたことで「いくらか下がるのではないか?」という声も聞かれる。

終わってみれば“両雄並び立たず”だったようだ。

※画像はTBS公式サイトより