『マツケンサンバII』
(ジェネオン エンタテインメント)

芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!

 「マツケンサンバ」でのブレーク以降、テレビやCMなどで3枚目キャラも演じるようになった俳優の松平健。その妻で元女優の松本友里さんが11月15日、4歳の子どもを残して、自宅で首吊り自殺をするという非業の死を遂げた。

 松平は「(友里さんは)子育てや母の介護を完璧にこなそうと取り組んだ結果、パニック障害、不眠症、うつ状態を引き起こしました」とコメント。「いい医者にめぐり合わなかった」とも語っている。

 筆者にも、パニック傷害と10年以上戦っている息子がいる。

 確かに、いい医者にめぐり合うのは難しい。だからこそ、家族の協力が必須だ。友里さんの体調が悪化した時、夫の松平が常にそばにいて、治療の協力をしていたら、自殺に追い込むことはなかったのではないかと思わざるを得ない。

松平自身、そうした点で自分の力不足を嘆いているようだ。彼は仕事を理由にほとんど家に帰らず、2人は別居のような状態が続いていたという。友里さんの自殺も、松平の博多の公演で留守中の出来事だった。

 しかし、松平を知る筆者からしてみると、治療への協力云々以前の問題と思ってしまう。松平は結婚生活に不向きな男ではないかということだ。

 松平がテレビ朝日系の『暴れん坊将軍』で時代劇スターとしてブレークした頃、彼は東京・五反田のマンションに住んでいた。

そこには、元日劇のダンサーNさんも暮らしていた。2人は同棲しているという噂が上ったが、松平は月に1回程度帰ってくるだけで、2人が男女の生活をしているという様子は全く窺えなかった。その答えは松平への直接取材で明らかになった。1980年、松平がテレ朝の『走れ!熱血刑事』の主役を演じた時に同行取材を許されたのだ。しかし、撮影中に取材しようにも、松平はほとんどしゃべらない。取材陣もこれにはお手上げだった。
だが、そんな筆者らを気の毒に思ったのか、松平自ら「撮影が終わってから、夜、六本木のお店に来てください。そこで僕の素顔が分かりますよ」と言ってくれた。その夜に会った松平は、酒が入ると別人のように饒舌になった。しかも、ときにオネエ言葉を使う。

 一緒にいて分かったが、彼はホモだった。だから、Nさんとは同棲というより、彼女に部屋を提供していた関係だったのだ。

その松平が元宝塚のトップスターの大地真央と結婚すると聞いたときは、真っ先に"偽装結婚"だと疑った。女性とのセックスに興味がない松平と大地の結婚生活が成立するとは思えなかったのだ。2人は、10年以上にわたって"仮面夫婦"を演じ続け、03年に離婚した。

 翌年、松平は『暴れん坊将軍』で共演したことがある友里さんと再会、すぐに再婚した。松平の性的嗜好を知るだけに、これも"偽装結婚"にならなければいいがと危惧したが、05年に長男が誕生、松平の子煩悩ぶりを見て、ホッとした。しかし、松平は仕事を理由に家を空けるというスタンスは変わらなかったようだ。

友里さんは同居した母親の看病と子育てに没頭することで、寂しさを紛らわせていたのかもしれない。

 松平の現在の性的嗜好は分からない。もちろん、同性愛者を差別するつもりなど毛頭ない。だが、自身のそうした嗜好を押し隠して結婚することで、相手を不幸にすることは許されない。松平の場合はどうだったのか? 今年8月に元モデルの野田舞衣子さんと電撃入籍した人気俳優の織田裕二。彼も"ホモ疑惑"が囁かれていた。

筆者と親しい有名ミュージシャンは、サンフランシスコ留学中に、織田を同地の"ゲイタウン"と言われるストリートで、たびたび目撃したという。来年1月から放送されるフジテレビのドラマ『外交官・黒田康作』のサンフランシスコロケでも、織田は単独行動が目立ったという。くれぐれも、舞衣子さんに寂しい思いをさせずに、大事にしてやってほしい。
(文=本多



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