今年5月に写真誌に、長年の不倫を報じられたベテラン落語家・桂小枝が、番組開始当初から担当していた『探偵!ナイトスクープ』(朝日放送)を9月末で卒業するという。一部メディアが、第一報として“不倫による懲罰降板”とスクープした後、他メディアによって、長原成樹、松村邦洋も同時に卒業することが明らかになった。

 5日、松村は都内で行われたイベントで、小枝の降板について「僕からは何も言えない」「放送を見てください」とつれない対応を取ったと報じられているが、在阪お笑い関係者は「そりゃ、小枝の降板理由は、公にしにくいですからね(笑)」と語る。背景にチラつくのは、やはり不倫写真が写真週刊誌に掲載されてしまったことが関係しているようだ。

「あの不倫写真は衝撃的でした。なにせ、イチモツにプリンを塗りたくり、『これ舐めて~』と不倫相手の女性に食べさせようとしている写真ですからね。あまりに卑猥すぎます。『ナイトスクープ』といえば、過去にも業界における不適切発言がきっかけとなり、北野誠が降板しています。

朝日放送も当時、北野の所属先である松竹芸能と一緒に、バーニング系の事務所が主に名を連ねる音事協(音楽事業者協会)から脱退させられるというペナルティを食らいました。そんなこともあり、朝日放送は、コンプライアンスに慎重にならざるを得ない状態なんです。そこにきて小枝の一件は、あまりに度がすぎて笑いにもできない。局側はもちろん、事務所にも相当数のクレームが入ったこともあり、降板が決まったようです」

 この降板劇には、もう1つ裏話があるという。

「当初、降板は事務所が懇意にしている在阪スポーツ紙Sが穏便に報じる予定でした。ところが、一部メディアの関係者がこの情報をキャッチして、見切り発車で第一報を出してしまったんです。

『小枝だけ降板』といわれていたのは、そのためです。しかし、“懲罰降板”とセンセーショナルに報道されてしまったため、所属事務所や朝日放送関係者はかなり焦ったようですよ」(別のお笑い関係者)

 『ナイトスクープ』では、「ミスターナイトスクープ」との異名を取り、人気の高かった小枝。ファンにとっては悲しいことだが、「これ舐めて~」は、さすがにシャレでは済まされなかったようだ。