ジャニーズ事務所傘下で、ジャニーズのコンサート企画や制作を手がけているヤングコミュニケーション(以下、ヤング)について、あるウワサが浮上している。ジャニー喜多川社長が代表取締役を務める同社だが、役員クラスの社員がジャニー氏の知らぬところで、ある“不正”を働いていたのだ。

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「ジャニーズ本体は、ずっとヤングの不正を疑っていたのですが、ついに今年になって、動かぬ証拠を掴んでしまったようなんです。来年以降、すべてのジャニーズコンサートに何らかの変化が訪れるかも知れませんね」(芸能プロ幹部)

 問題となっている不正とは、ずばり金銭問題。コンサートの収益から、ヤングの取り分を密かに水増しして計上していたのだという。

「この水増しがジャニーズにバレてしまい、ジャニー社長を始め、事務所幹部たちも『ヤング』の横領に不信感を爆発させてしまった。同社の役員・Y氏はこの件について追求されることを恐れたのか、しばらくすると突然入院してしまったそうなんです」(同)

 ジャニーズ所属の各グループのコンサートや舞台、また年末恒例の『ジャニーズカウントダウンライブ』など、同事務所の大半の興業において「制作」として名前を連ねているヤング社。また、各コンサートのチケット販売を担当する「コンサート事務局」もヤングの部署であり、ファンにとっても馴染みが深い。

「前回まではヤングが制作を担当していた関ジャニ∞のツアーも、今年は制作協力として別の会社が担当するなど、徐々に変化は訪れているようです。最近ではY氏の息子が現場に立つこともあるのですが、これがまた典型的な“二代目のボンボン”で、まったく使えないんだとか。しかし、今さらヤングのスタッフを一新するということも考えにくく、ジャニーズが同社に見切りをつける可能性まで浮上しています」(同)

 ジャニー氏の後継者争いがささやかれる昨今、さらに子会社による不正という内部のゴタゴタに注目する関係者は多い。

「ドームを必ず満員にできるグループを多数擁するジャニーズだけに、ヤングのジャニーズ本体への貢献は圧倒的なもの。元から外部をほとんど使わないことで知られるジャニーズですが、トップの業績を誇るコンサート制作の牙城が崩されることとなれば、ジャニー社長の退任と同じく『ジャニーズ帝国の崩壊』につながる可能性も見えてくるわけです。コンサート制作に携わる関係者は、みな今後の動向を気にかけています」(週刊誌記者)

 今後制作は他社に委託するケースが増加するのか、あるいはヤング社の浄化に取り組むこととなるか。

ジャニーズにしてみれば、まさに“飼い犬に手を噛まれた”格好だが、跡目相続とはまったく違ったジャニーズのお家騒動、今後の動向に注目したい。

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