女優・安達祐実(27)の実母でタレントとしても活躍している安達有里さん(51)。昨年9月に600万円以上をかけて全身整形を施し、ヘアヌード写真集を出版していたが、このたび主演を務める官能ムービー『タブー』(7月9日発売)では、なんとAVデビュー騒動が持ち上がっているのだ。

いよいよ来るところまで来たか、と業界内外は騒然となっているが、日刊サイゾーではさっそくご本人を直撃し、話を聞いてきた。

──驚きました。

「うふふ、そうでしょ?」

──今回の出演について、どんな決意があったんでしょう。

「決意って言うか、私、ダマされてたんですよ。だから決意も何もないの」

──え、ダマされてた?

「そう。以前出演させていただいた映画のプロデューサーに、『今回の映画で、僕が監督をやるんだけど、また出てくれない?』って誘われたんです。

だけど、撮影が始まったら、なんだか様子が違うんですよ。最初は男性が主人公の、普通の映画だったんですけど、いつの間にか私と大学生が恋をするというストーリーになっていた。現場でも出演者同士で『これ、ちょっとおかしいよね。エッチすぎるよね』という話になったんですが、そのうちに監督も変わって、濡れ場もさらに増えて......」

──それって、本当なら途中で断ってもいい話なのでは?

「うん。そうなんだけど、もう予算は動いちゃってるし、何とかみんなで落とし所を探してまとめたって感じですね」

──落とし所ですか......。かなり過激なシーンも目につきましたが、これは"AVデビュー"ということでいいんですか?

「いいえ、そういうつもりは全然ないの。

最初に、プロデューサーが、私たちには『これは映画だ』って言って、メーカーのほうには『AVですよ』って言ってたんです。そこからすでにおかしかった。私だって、最初から『AVだ』って言われてたら、出演しませんでしたよね」

──やはり、脱ぐことや、男優さんと絡むことに抵抗がある?

「うーん、それは別にいいんだけど、仕事としての進め方とか、あと今回は、ストーリーにすごく抵抗がありました。恋に落ちるプロセスがないんですよ。もっと現実的な恋愛じゃないと女性は楽しめないと思うし、男女の関係性が明確じゃないと......。それに、私がAVに出るとなると、いろいろ面倒でしょう。

(娘の)祐実のイメージも考えなくちゃいけないし」

──それでも今回、世の男性にとっては、願ってもない有里さんのお宝映画が観られるわけで。

「男性が観る作品......そう、エッチな作品としては、満足できるものができたかもしれませんね。すごいエッチシーンがたくさん入ってる。絡みも多いし、胸もすごくもまれたし。本当にがんばりました。仕事としては全然納得していないけれど、やっぱりこの作品を観て喜んでくださる方がいればありがたいと思いますね」

 終始納得のいかない現場に「最初から警戒心しかなかったですよ」と語る有里さんだが、その一方で、作中ではそのしなやかな肢体を存分に見せ付けてくれる。

この強靭なプロ意識には、誰もが舌を巻くことになるだろう。

 安達有里さん主演の官能ムービー『タブー』は6月2日(火)、まずはシネマート六本木でのマスコミ試写会でお披露目されることになっている。そして待望の一般発売は7月9日(木)の予定。果たして有里さんの主演作品はAVなのか否か、それぞれが実際に作品を観て判断してほしいところだ。



【関連記事】 AV引退の紅音ほたるが語る「今後の夢」と「あのブログ事件」
【関連記事】 セクシーアイドル・みひろが処女小説に込めた思い
【関連記事】 "演技派AV女優"吉沢明歩の「私が肌を見せられるワケ」