同作は2016年の総統選当日、社会運動に身を注ぐ女性が自宅で死んでいるのが見つかり、女性のルームメイトの画家と親友に嫌疑がかけられるというストーリー。チェン監督は物語の背景に総統選や2014年のヒマワリ学生運動など政治関連の出来事が絡んでいることに触れ、上映後の観客の反応が楽しみだと語った。
同映画祭では世界各地から集められたファンタジーやホラー、コメディーなどの作品を上映。今年は脚本家で映画監督の宮藤官九郎が手掛けた7作品が特集上映されるほか、妻夫木聡と満島ひかりが共演した「愚行録」や三浦友和が主演する「葛城事件」、押井守監督のアニメーション「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」などの日本映画もラインナップされている。
開催は16日まで。
(編集:名切千絵)