大の男が身もだえしながら、ヒーヒー叫ぶほどの痴態を見せる――。

そんな腰が抜けるほどの快感があるといわれるのが男の「潮吹き」だ。


先日、それを体験したのが週プレ編集のO(入社2年目)。デリヘルで呼んだ黒ギャルがすごいテクニシャンで、手首を拘束されたまま高速の手コキですぐにイかされた。しかし、問題はそれから…。イッた後も一向に手コキを止めず、両手でしごき続けたのだ。

すると、「イッてから2分くらいで、だんだん股間のあたりがムズムズしてきました。全身から股間に血が集まっていく感じ」の後で、ドバーッと大量の“潮”を吹いたそうだ。


Oは「射精とは種類の違う開放的な快感。妙な高揚感もありました」とその経験を振り返る。一体、彼の体に何が起こったのか?

「私は今まで何十人もの男性を吹かせましたが、吹きやすい人と吹きにくい人がいるんですね。今までの経験上、最初から潮が吹けるのは2割くらいだと思います」

そう語るのは、AV女優の春原未来ちゃん。実は男の潮吹きは意外にハードルが高いことなのだという。

では、そこには“コツ”があるのか。
「男の娘」として初めてAV女優となった大島薫さんに聞いてみた。

「まず大事なことは、水分をしっかり補給すること。せっかく潮が吹ける状態にあっても、ダムが枯渇していたら水は出てきません。それから理性のタガを外すこと。潮を吹くとオシッコを漏らした時のような感覚に見舞われますが、そこの壁を乗り越えないと潮吹きは難しいです。

では、具体的な潮吹きの方法ですが、基本的には射精後の敏感になったペニスを刺激します。
このときに大事なのは、亀頭の裏側のカサの部分を重点的にコスり上げるようにシゴくことですね」しかしOによると、イッたばかりのあそこをシゴカれ続けるのはなかなかの苦行。潮を吹いたのは「これ以上、シゴかれたら死んじゃう!」ってところまで追い詰められた時だったという。

「そうなんです。でもね、そのつらさを乗り越えれば、ご褒美が待っています。しかも男の潮吹きってクセになるんですよ。次から、射精しても潮を吹かないと終わった気がしないというか。
お酒の後のシメのラーメンみたいな感じですね(笑)」(大島さん)

ところで、男の潮の正体って一体なんなんですか。

「オシッコでもなく精液でもないサラサラで無色透明の液体です。よくいわれているのは、女性の潮と同じでオシッコになる前の液体ですね」(大島さん)

ここは専門家の意見も聞いてみよう。泌尿器科医で、イリノイ大学シカゴ校泌尿器科留学中の小堀善友(よしとも)先生はこう語る。

「私自身、とても興味があるのですが、学術的にはまったくわかっていないんですよ。女性の潮吹きに関しては2000年も前から報告されてるんですけどね。
ちなみに、女性の潮の場合は明らかに尿とは違う液体であると結論づけている論文もあります」

正体は不明ながら、身もだえするような快感をもたらす男の潮吹き。最後に大島薫さんがとっておきの潮吹き方法を紹介してくれた。

「まずはお風呂場で射精します。そのままシャワーのヘッドを半分押さえて、水圧を強くした状態で亀頭の尿道口に垂直に当ててください。強烈な不快感があって腰が引けてしまうんですけど、そこをぐっとこらえてシャワーを当て続けてください。かなりの高確率で吹けますよ」

しかも、お風呂場なら事後処理も楽だ。
男の潮吹きを一度は味わってみたいご仁は、ぜひお試しを!

(取材・文/浜野きよぞう 村上隆保 廣田晋一郎)

■週刊プレイボーイ29号(7月6日発売)「男の新「性感開発」スクール」より

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