先週興味深い書籍を読みました。
ワニブックスから刊行されている「現代型うつ病予備軍『滅公奉私』な人々」という本です。

最近の若者について書かれたもので、内容を要約すると「最近の若者はすぐかったるいとかめんどくさいとかいうけど、それ病気だからね!うつだからね!気付いてないと思うけど!」というもの。

こういう若者たちは、ゲームとか特定の自分の趣味以外、全部めんどくさいそうです。
学校も仕事もめんどくさいし、人付き合いもめんどくさいし、友達も恋人もわりとめんどくさいし、ごはん食べるのもめんどくさい。なんだったらもうずっと寝てたい。
難しい言葉では「私事化優先」というらしいですが、自分の用事や予定を優先して、滅私奉公的なものを嫌い、お給料分で定められた時間だけ働いて、あとは干渉されたがらない。

わりとよく見かけるタイプの若者だと思いますし、むしろいまの20代はほとんどこの傾向が強いのではないかと思いますが、これも現代病のひとつで、新型のうつ病らしいです。
著者の牟田武生さんによると。

ちなみに、書籍内にはチェックリストも掲載されていました。
こんな人は、「めんどくさい」「かったるい」病らしいです。

・自室は乱雑でしばらく掃除をしていなく、掃除をしなければと思うけれど体が動かない。
・休みの日に特にやりたいこともなく、ダラダラ過ごしてしまう。
・会社の人と仕事以外でつきあう気にならない。
・異性とのつきあいにあまり興味が持てず、本音で言えば自分しか愛せない。
・自分の好きなことや趣味をひとりでやっていることが一番楽しい。

該当する項目はあったでしょうか?余談ですが、筆者は3つくらい当てはまりました。
「めんどくさい」「かったるい」病だったからといって改善出来る秘策みたいなものはいまのところないそうなのですが、こういう自分に危機感を持たないこと自体が、すでに病に冒されている証拠なのだそうです。
普段の自分を振り返ってみて、思い当たるふしのある人は、今日からでも意識を変えて生活してみてはいかがでしょうか。



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