ドロドロだった氷川きよしの素顔

 5月1日に発売された『週刊文春』で卑劣なハラスメント行為が報じられた、演歌界のプリンセス氷川きよし。
 そこに記されていた醜聞は目を覆うようなものだった。


「ねえ、モノは大きいの? ムケてるの?」
「サオは大きい方がいいよねえ」
「外人のって大きいよねぇ」
 記事によると、氷川はこのようなセクハラまがいの質問をマネージャーにしていたというのだ。
 これだけでも精神的にかなりキツイのだが、さらに暴力行為も日常的に行われていたと書かれているから驚きだ。タバコを投げつけられたり、水を頭からかけられたり、ビンタをされたり…。その数々の行為は、演歌好きの老人に優しいという従来の氷川のイメージとかけ離れている。
 このようなハラスメント行為が日常的に行われていたとしたら、心身にかかるストレスは尋常ではない。マネージャーも、よほど腹に据えかねての告発だったのだろう。

掟を破った元マネージャーへの制裁

 しかし、マネージャーの悲劇はこれで終わらないという。新宿2丁目にバーを構えるママに話を聞いた。
 「こっちの世界では、恋仲をバラすことはギルティ。彦摩呂が2丁目をウロウロしているって話も、全然表沙汰に出ないでしょ? オカマの団結力は無駄に強いから、きっと彼は追われ続けることになると思うわあ」
 さりげなく飛び出した彦摩呂の話はさておき、今回の報道で氷川が受けたダメージは大きい。タダで済ませるわけはないというのも頷ける話だ。
 「しかも、芸能界はアタシたちの仲間がいっぱい。

元マネは芸能界はもちろん、近しい世界でも仕事はできないわね」(同上)

 こうなってくると、彼の身が心配だ。
 「男に興味があるの?」と聞かれ否定すると、「生きる価値ないよ。頭おかしいんじゃない?」と罵られたという元マネージャー。記事の真偽はともかく、同性愛者の結束力には驚いてしまった。

(文・角刈りハーブティー)

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