経済の発展に伴い、多くの中国人が海外旅行を楽しむようになった。10月1日から8日の9日間、中国では国慶節(建国記念日)と中秋節が合体した大型連休となり、この期間だけで約600万人もの中国人が海外旅行に出かけたという。


 中国メディアの今日頭条は16日、中国人旅行客が日本を訪れ、日本で販売されている「中国製品」を大量に購入して中国に帰国したと論じる記事を掲載し、中国人から日本製品が絶大な人気を得ていることについて考察している。

 近年は中国人の旅行先として「日本」の人気が高まっている。距離の近さといったメリットのほか、ビザ発給要件の緩和といった施策が奏功したと言えるだろう。国慶節の期間中も多くの中国人が訪日したようだが、消費能力と購買意欲のある中国人が日本を訪れることは日本経済にとっては喜ばしいことだ。

 記事は、中国人が日本で購入しているのは主に家電や生活用品であることを紹介しつつ、しかしそれらの多くは「中国製」であることを強調している。しかし、同じ商品が中国で販売されていたとしても、多くの中国人は見向きもしないのだという。


 つまり、それだけ中国人消費者は「中国国内で販売されている商品は信用できない」と考えているということだ。確かに中国で販売されている商品と日本で販売されている商品は同じメードインチャイナでも質が違うように思われる。中国では、初めは問題なく使用できるが、すぐに使い物にならなくなる商品が多い。

 これに対して中国のネットユーザーからは、「同じように中国で製造される商品でも、外国へ輸出する商品は質が悪いと返品される可能性があるのでしっかり製造するが、国内で消費されるものについては質より安さが優先される」といった意見が寄せられていた。こうした社会構造が変わらない限り、中国人の日本製の商品に対する愛は衰えることはないだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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