中国は経済成長とともに軍備の拡張も続けており、中国の国防費は米国に次いで世界第2位の規模となっている。中国メディアの今日頭条はこのほど、中国の軍事力はとうに日本を超えていると主張する一方、中国の軍備拡張を日本は恐れてはいないとしたうえで、「日本が中国を恐れない理由」について分析する記事を掲載した。


 記事は、ロシアメディアが「中国空軍の戦力はすでに航空自衛隊を超えている」と分析したと紹介。例えば、中国は次世代ステルス戦闘機「殲-20」を自主開発したものの、日本は戦闘機開発で大きな遅れを取っているうえ、「ほとんどの戦闘機技術は米国頼み」だと指摘した。

 また、海軍に関しても、数と質の両面で中国の方が上回っていると主張。例えば中国には日本のイージス艦に対抗できる「中国版イージス艦」と呼ばれる最新鋭の軍艦が存在し、数も日本を上回ると主張。また、原子力潜水艦に至っては日本は1隻も保有していないことを紹介したほか、陸軍について言えば、中国には世界中のどの国を見ても「ライバルがいない状況」であると主張、陸海空ともに中国の軍事力はとうに日本を超えていると主張した。

 続けて記事は、日本は「なぜこの強大な中国を恐れないのか」と疑問を投げかけたうえで、その理由について「グローバル化した今日において、ある程度の実力を有した国同士が衝突する可能性は低いと日本は考えているためだ」と分析。
確かに、日本と中国が直接戦争をすれば、両国の経済的損失を莫大なものとなるはずで、それを考えると戦争を避けることは理にかなっているともいえる。

 また、日本は軍備で中国に劣っているとはいえ、「先進的な武器と技術」を有しているとも指摘。米国から技術導入すれば軍備上の進歩は極めて速く、日本の経済力を考えるといつでも軍拡できるため、中国を恐れないのだろうと分析した。中国としては、日本が恐れを感じていないというのは面白くないことだろう。とはいえ、中国の軍備拡張が日本にとって全く脅威となっていないわけではない。中国の軍拡には引き続き注視していく必要があるだろう。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)


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