ラーメン店が監修している即席麺。パッケージの店名と同時に目に飛び込んでくるのが、店主らしき方の姿。
冒頭の写真はつけ麺のパッケージなのですが、この企画のために用意したものではなく、偶然我が家で買っていたものです。なにも考えずに買った麺でこぞって3人も腕組みをしているのです。即席麺の「腕組み」率は相当のものなのでは? そう思い、腕組みをしていないラーメン屋さんが写っている即席麺を探してみました。
タオルはとっている
麺屋「宗」
「ザ」といった具合に、腕組んでいますね。「ザ」の要素のひとつである「頭にタオル」は巻かず、キャップを被っています。
腕組んでいる疑惑
麺や 神やぐら
腕を組んでいない普通の写真です。なので今回の企画で求めているもののひとつなのですが、ちょっと気になったのが、もしかしたら写真では切れているけれど、実はこの方、腕を組んでいるのではないかということ。
この肩の盛り上がり具合はきわどいところ。
お店行ってみようかなってなる
らーめん専門店 ぶぶか油そば
この方は完全に腕組みしていません。湯切りか、材料を切っているところでしょうか。
頭にタオルというか手ぬぐいは巻いているものの、うつむき加減ながらも穏やかな笑顔が見られ、女性でも入りやすいお店という印象を与えています。「腕組みらしさ」から離れている商品に思えます。
みんなけっこう、組んでない?
濃厚味噌豚骨
2人もいるのに普通です。もしかしてラーメン屋さんも、「腕組むの恥ずかしい時代」に突入しているのでしょうか?
麺屋ごとう監修 魚介とんこつ醤油ラーメン
「麺屋ごとう」の方は、今回集めた中で一番「腕組みらしさ」からかけ離れていると勝手に決め、「キング・オブ・脱・腕組み」に選出しました。会ったこともないのに癒やしさえ与えてくれるこの表情は、卒業アルバムに写る先生のようです。
とうとう顔すら見えない
今はない、幻の名店 広島中華そば すずめ
「今はない、幻の名店」ということで、写っている方々がラーメン屋さんかどうかはわかりません。そもそも、彼らの顔がわかりません。腕組みどころの騒ぎでなく、顔が影って真っ暗です。肉眼だと少しだけ見えるのですが、それでも今すれ違っても気づかない程の暗さです。
Ginza Noodles むぎとオリーブ 特製鶏SOBA
パッケージの一部です。
お店の看板でしょうか…?
店内…?
看板…
店内…
とうとうラーメン屋さん、うしろを向いてしまいました。
恥ずかしいを通り越した○○路線
Japanese Soba Noodles 蔦 醤油Soba
最近のラーメン屋さん達が腕組みをしていない理由を、勝手に恥ずかしがっていると判断しているのですが、恥ずかしいを通り越して、モノクロ加工が施されたおしゃれ路線を発見。「麺屋ごとう」とはまた違った「脱・腕組み」度合いの高いパッケージです。
時代背景の影響か?
腕組みのパッケージばかり見つかると思いきや、むしろ腕組みをしていない商品の方が多く見つかるという予想外の展開に、草食系の男性が増加していると言われている現代の時代背景の影響かと思わずにはいられないのでした。
(武井怜)