亡くなった先祖たちの霊が、家族の元に帰ってくるとされるお盆。実際に目の前に現れるなんてありえないと分かっていても、大切な存在を亡くした人にとっては、心のどこかで信じてしまいたくなる伝統だ。そんなお盆に、とある小さな奇跡が起こったとTwitterで話題になり、感動が広がっている。

亡くなった愛猫とグーグルマップで再会


8月15日、「うおおおお! グーグルマップで亡くなった実家の猫発見した!!」というコメントと共に投稿されたストリートビューのスクリーンショット。そこには今は亡くなってしまったという飼い猫が、ゆったりと散歩している様子が写されていた。「お盆だし戻ってきたのかも」「ちょう奇跡!」「泣いちゃいそうだー」とTwitterユーザーたちも感動を抑えきれないよう。


この写真は、普段家の中で飼っていた猫が、たまたま脱走した際に撮られたという。実はこのような「奇跡」は、これまでもストリートビュー上で何度か起こっていたようだ。

ストリートビューで「タイムトリップ」が可能に


2014年には、アメリカ・オレゴン州の男性が1年前に亡くなった祖母の姿をストリートビューで発見。玄関先で新聞を読むその姿は「Googleの中でなんとか生き続けていて、見守ってくれているんだね」と感動を呼んだ。また、日本でも15年に、ストリートビューで実家を見たところ、昨年亡くなった祖父が元気に運転しているところを発見したという男性も。どうやらストリートビューは奇跡の再会を生み出すタイムマシンとしての役割も果たしているようだ。

実はグーグルでは14年から「タイムマシン機能」を公式にリリース。09年のカメラ位置変更後の画像であれば、画面上に表示されている時計アイコンから時間をさかのぼることができる。なお、11年の東日本大震災で被災した地域については、09年以前の画像も見ることができるそうだ。
気になる人がストリートビューに写っていないか早速チェックしてみよう。