魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

懐かしいナンバーに耳を傾けながら、昔の友人や恋人、学生時代の思い出にひたることがあるだろうか? そんなノスタルジーを他の人と共有できる場所がJR鶯谷駅近くにある。大人の寛ぎ場である「歌謡曲カフェLover's」だ。



階段を降りていくと、昭和時代へトリップできる空間へ


JR鶯谷駅は、山手線のなかでも乗客数が最も少なく、駅沿いにはラブホテルと案内所がずらりと並んでいて「魔境の街」とも呼ばれている。南口から徒歩5分ほどで「歌謡曲カフェLover's」に到着。平日は、男性1時間1,000円(チャージ)・女性1時間500円(チャージ)でドリンク各500円と気軽に通える価格帯だ。(休日は価格が異なる)
魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

土日の19時以降は、70年代~90年代のディスコイベントが開催される。筆者はアラサーのため、90年代は小中学生だ。当時の懐かしい曲がたくさん流れているはずと期待感が高まる。

魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

階段を降りていくと、吉永小百合、高橋秀樹、二谷英明といった昭和の名俳優が出演する映画のチラシが貼られていた。
魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

金ぴかのドアを開けて入店すると、ぎらぎらしたミラーボールやシャンデリアの数々。
魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

ふと壁を見ると、キャンディーズや竹内まりやのレコードジャケットが。ジャケットのデザインや歌手の髪型がとても懐かしい。
魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

また黒電話がある中で、Wi-Fiも繋がりますとの表記もある。現代と昭和の共存を見ることで、はっと我に返る瞬間だった。

魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

こちらがカラオケを歌う際の舞台となる。止まることなく、昭和の名曲がずっと流れている。
客層は40代が中心かと思いきや、20代~50代と幅広い世代の社交場となっているようだ。五木ひろし・木の実ナナの『居酒屋』や『山河』、玉置浩二の『メロディー』などを歌う人もいれば、倖田來未の『愛の歌』や湘南乃風『睡蓮花』を歌う人もいた。
魔境・鶯谷の歌謡曲カフェが昭和すぎる

ボックス席とカウンター席があり、グループで来ても一人できてもどちらでも大丈夫。懐かしい音楽が好き、他の人と昭和メロディーを分かち合いたいなど、音楽とレトロに心が傾く人であれば楽しめる空間だ。

(松岡佑季)

【歌謡曲カフェLover's】
住所:東京都台東区根岸1-1-1
営業時間:19時〜24時