USJ「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」終了でファン「落雷並の衝撃」
(R) & (c) Universal Studios/U-Drive

ユニバーサルスタジオ・ジャパン(以下USJ)が、2001年の開園当初よりあったアトラクション「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」の運営を2016年5月31日をもって終了すると発表した。総体験者数は現在までに約5900万人にのぼるという人気アトラクション終了のニュースに、Twitterではファンの悲鳴であふれている。


「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」は、ユニバーサル社の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズをベースとしたライド・アトラクションで、タイムマシン「デロリアン」に乗り込み、過去と未来を飛び交う体験ができる。ハリウッドとフロリダのユニバーサルスタジオにも同じアトラクションがあったが、現在はUSJのみで運営していた。

「一番好きなアトラクションだっただけに凄く悲しい」「バック・トゥ・ザ・フューチャーないUSJとか行く価値半減」といったツイートが続々と投稿されている。なかには、ベースとなった映画の名シーンや名ゼリフになぞらえて「落雷並の衝撃」「こいつはヘビーだ」とつぶやく人も。

USJは、開園当初はユニバーサル社の映画を元にしたアトラクションを中心に構成されていたが、2010年ごろより方針を転換。「ONE PIECE」や「妖怪ウォッチ」といった、映画以外のキャラクターも積極的に取り入れている。
今年2月には、任天堂と事業展開で基本合意していた。「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」運営終了によりますますユニバーサル映画のアトラクションの比率が少なくなることで「どんどんユニバーサルスタジオらしさがなくなってただの遊園地になってく……」「新設すべきものと残すべきものを履き違えてんじゃないの!?」と批判的な意見もあった。

今後は「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド さよならキャンペーン」を実施する予定。運営終了後は施設改修に入るという。
(上原しげお)