最近のコンビニって、トイレを貸してくれない店舗が増えたじゃないですか? 急に街中でもよおし、脂汗を垂らしながら駆け込んだものの「すみません、ウチにトイレは無いんです」とか言われた日にゃ……。天国から地獄へ落とされた気持ちになってしまいますよ!

そんな生理現象の緊急事態に対応すべく、嬉しすぎるサービスが立ち上がりました。
11月25日よりスタートした「SUKKIRI」は、言わば"世界初の便所マッチングサイト"。

登録便所の数は約17,500


便所を借りたきゃウチに来い!「世界初」便所マッチングサイトの試み
画像はイメージ


サービス内容は、至極単純です。突然、便意をもよおした人がいたとしましょう。しかし、近くに駆け込める便所を突き止められない。そんな場合、「SUKKIRI」をチェックしてください。そこには、便所がズラリとカタログのごとく紹介されているから。


便所を借りたきゃウチに来い!「世界初」便所マッチングサイトの試み
画像はSUKKIRIサイトのスクリーンショット

現在いる地域を入力して近場のトイレを探してもいいし、位置情報サービスを活用して最寄りのトイレに巡り合うことも可能です。

ありそうだった気がするけど確かに今までになく、「どうして気付かなかったんだろう!」とビジネチャンスを見逃していたことさえ悔いたくなる、このマッチングサービス。立ち上げの経緯について、「SUKKIRI」を運営する日本リブライン株式会社(大阪市淀川区)に話を伺ってみました。
「私は昔から過敏性大腸炎でして、すぐにもよおしてしまう傾向にございました。もう、冷や汗をかきながらトイレを探し回るのに疲れたのです。そこで、"いつでも・どこでも"トイレできる場所があればと思い、このサービスの開発に取り掛かりました」(クリエイティブ課マネージャー・相原悟郎さん)

現時点では大阪・東京など主要都市を中心に約17,500便所が「SUKKIRI」に登録されており、その多くは施設内のものです。

もちろん、「ウチの便所を貸してもいい!」と名乗り出てくれる一般の方も大募集中。何しろこのサイトでは、貸主が報酬までゲットできるのだから。登録時、小便と大便を貸し出す際の希望料金(無料~500円)が問われるので、選択肢の中からチョイスしてください。その後、実際に便所を貸し出したら、SUKKIRIを介して便所を借りに来た人からチップのように報酬が受け取れる、という流れです。

ちなみに"借りる側"は、「SUKKIRI」への登録が不要だそう。だって、緊急時だもの。
「お腹が痛くなってきた。……あーっ、『SUKKIRI』に登録してなかった」なんて状況、世知辛すぎますよ!

とは言っても、貸す側の都合もあるだろう。スヤスヤ眠る丑三つ時に「便所貸して!」と駆け込まれたら、たまったもんじゃない。
安心してください。自宅便所を登録する際は、「便所利用可能時間」についても質問されます。
便所を借りたきゃウチに来い!「世界初」便所マッチングサイトの試み
画像はSUKKIRIサイトのスクリーンショット

「何時から何時の間までなら、ウチの便所を貸してもいい」と、あらかじめアナウンスできるのです。
もちろん、24時間OKの人はそのように入力してください。あなた次第です。

念のための確認ですが、「SUKKIRI」に登録すると何の知らせもなく便所を求めに人がやってきますよ? サイトから事前連絡等があるわけじゃないです。だって、緊急なんだから。
心が広い……いやさ、ケツの穴がデカい人に率先して名乗り出ていただきたいですね!
(寺西ジャジューカ)