例年、ハロウィンシーズンともなると街が凄いです。昨年は、渋谷でスパイダーマンとか仮面ライダーとかバニーガールとか、様々な仮装とすれ違ったし。普通の格好している自分が逆に恥ずかしかったくらいだったもんなぁ……。
とは言っても、休日なんだから文句は無いはず。プライベート時間くらい、宴に参加したっていいでしょう。オンとオフの切り替えさえ、ちゃんとできていたならば!

……と思いきや、仮装姿での出勤を推奨している会社もある模様。タカラトミーグループは今年、10月27日を「ハロウィンデー」に設定したのです。
この日の同社は、一体どんな風景になっているのか? 実際に見に行ってまいりました!

オフィス内へ足を進めると、いきなり目に飛び込んできたのは黒ひげくん。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

タカラトミーが誇る定番人気商品『黒ひげ危機一髪』の彼が、パソコンに向かってせっせと仕事に励んでいます。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

そして、黒ひげくんの背後の席にはリカちゃんが。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

ちなみにこちらの鳥たちは、デジタルマーケティングチームの面々だそう。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

Twitterの鳥を意識して、この仮装をしているらしい。デジタルマーケティングだけに。そういう業務なので、鳥がTwitterに励む不思議な光景も時に出現します。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

一方、こちらのスペースでは熱い議論が展開されている。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

これは、アナログカードの開発会議。今、自分がどういう格好をしてるのか忘れてしまったのか、このルックスで普通に考えをぶつけ合う様相はシュールです。オンとオフの切り替えの確かさを感じさせますね。

こちらは、タカラトミーとNTTドコモが共同開発した"会話できるロボット"『OHaNAS(オハナス)』の仮装。入社1年目のロボット担当・片山さんが徹夜で作った衣装を身にまとい出社しました。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態



そして個人的に最も衝撃を受けたのは、こちら。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

美大出身の入社1年目、普段はリカちゃん企画部マーケティング担当として業務に励む西山さんが「めで鯛」の仮装姿で仕事してました。
「徒歩20分、電車15分の道のりでしたが、衣装はカートに乗せて運んできました」(西山さん)
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態
なんだ、このオフィスは。


こちらは、特別に設置された撮影スペース。当日、商談に来た人がタカラトミーの商品を用いて自由に仮装し、自由に記念撮影していい空間です。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態


そろそろ、時計の針が12時を指した頃合い。このタイミングで、タカラトミー代表取締役社長であるハロルド・ジョージ・メイ氏がやって来るとのこと。社員さんたちも社長がどんな格好をしてくるのか知らないそうなので、緊張感が走ります。あっ、いらっしゃいましたよ!
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

社長が、この日は「騎士」になった!
「ハロウィンって、祭りの季節でしょ? だったら、楽しんでもらわないと! 会社って一日の半分を占めているし、社員も家族だから。もちろん『こういうのを着て出社して』と言っているわけではないので、社員の自由な発想で楽しんでもらえればいいですよね。一人一人の個性が出ていて、良かったと思います」(メイ社長)

では、仮装して出社した社員が集まって記念撮影しましょう。パシャリ!
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

もちろん皆さん、この格好のまま一日仕事し続けました。

ハロウィンシーズンにおけるタカラトミーのこの試みは、今年で2回め。それまで個人で仮装出社してきた社員さんはいたのだけど、会社全体で実施するようになったのは昨年からだそうです。
ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

ハロウィンに社員が仮装出社してくるタカラトミーがカオス状態

もちろん、仮装出社は任意で行われている。強制じゃありません。
「やはり当社はエンターテイメント企業なので、楽しい職場づくりができればと思い始めました。世の中の皆さんがハロウィンを楽しんでいるので、自社製品などを使って体感できればと」(広報担当者)

何度も言いますが、こんな格好だけど仕事への姿勢はガチ。この日は、オンとオフが同居しているように見えました。楽しい企業です。
(寺西ジャジューカ)