図書館より良い? カラオケボックスで勉強する学生が増加中

カフェへ行き、お茶を一杯。……と思いきや、辺りは満席。
しかもノートパソコンをテーブルに置き、仕事してる人も少なくない。これは、しばらく空きそうにないなぁ。
でも、仕方がない。早い者勝ちなんだから。

しかしです。近ごろ、少し状況が変わってきたみたい。
最近では、長時間滞在のご遠慮をお願いしているカフェやファストフード店が増えているらしいのです。
じゃあ、もう、自宅か図書館で仕事・勉強するしかないですね。

カラオケボックスで勉強する人が増加中


ちょっと、待て。今、新たな場所が脚光を浴びているそう。それは、カラオケボックス。にわかに信じがたかったのですが、なんとカラオケボックスで勉強や仕事をする人が増えているというのです。

カフェでの長時間滞在が難しくなってきたので、それらの層が流れてきた模様。
図書館より良い? カラオケボックスで勉強する学生が増加中

でも、なぜ図書館じゃだめなんでしょう? タダなんだし、特に学生さんにはうってつけ!
その辺の事情について、某カラオケチェーン店・広報担当者に伺いました。

「会話が難しい図書館より『普通に話したい時に話せ、料理も気分転換も可能』という理由で、カラオケボックスを選んでいただいているようです。何より『自分たちだけの空間である』という要素が、学生さんたちには魅力のようですね」(某カラオケチェーン店担当者 以下同)
「安心・安全な個室で、勉強に集中でき、ときにはカラオケで気分転換」。そんなカラオケボックスの利用法が、高校生たちには魅力に映るようです。

その証拠にこの利用法、彼ら彼女らのなかで「カラ勉」と名付けられ浸透しているらしく。

「勉強しなくてはいけない時に友だち同士で集中できる場を求め、結果的に『カラ勉』目的のご利用が確実に増えてきています」
なるほど、「カラ勉」であり「ガリ勉」であるわけですか。

いやはや、こんなカラオケボックス使用法が生まれているとは思いもしませんでした。次回のカラオケ時、学生服の集団が部屋からゾロゾロ出てきたら「勉強、お疲れさまでした」と声をかけてあげるべきかしら……。
(寺西ジャジューカ)