10代女子のLINE利用法が異次元すぎる 「了解」省略して「り」で返信

電車の中で女子高生がいつもスマホでLINEを触っているのを見かける。ひっきりなしにスマホが震えているが、友達にメッセージを送りまくるのは大変じゃないんだろうかと不思議になる。

だが、どうやら女子高生はLINEに適応した生き方をしているらしい。一日にやりとりする数が多い分、ひとつひとつのメッセージが超簡略化され始めたという。

「了解」を省略して「り」に


実際、10代女性はほかの世代と比べ、SNSを長時間利用している。総務省の調査によると、休日1日のソーシャルメディア利用時間は、10代の平均が95.0分。10代女性に限定すれば、なんと101.5分にもなる。10代のLINEの利用率は77.9%と、ほかのSNSと比べて圧倒的に利用頻度が高いそうだ。

そんな10代女子のLINE利用法を2015年8月26日放送のテレビ朝日系『女の体当たりサーチ番組 なぜ?そこ?』では、若者が集まる繁華街でインタビューをして調査していた。

それによると、
「了解」→「り」
「それってまじ?」→「そま?」
など、限界まで言葉を省略して使っているようだ。

待ち合わせをしていた時のものだろうか、インタビューに答えていたある女子高生のトーク画面には、「り」の後に友達から「今どこ?」という返信がきていた。まったく自然な流れで使われているようだ。

また、別の10代女子は、極端に短くした略語を使う理由として「(入力・変換して)送るのが面倒くさい」と答えていた。
「了解」を「りょ」と略しているというのは聞いたことがあったが、ついに「ょ」もなくなってしまった。入力が面倒くさいのはわかるが、初見ではまったく意味が伝わらないのではないだろうか。

実際に、10代以外と思われる視聴者が、Twitterで「『り』ってなんだ」「ついていけない」「思い浮かびもしなかった」など、戸惑いの声をつぶやいていた。

他にもあった若者がよく使う略語


他にも若者が使う略語がないか調べてみたところ、
「あーなるほどね!」→「あーね!」
「こちゃ」→「個人チャット」
「ぐるちゃ」→「グループチャット」
「しょんどい」→「正直しんどい」
など、若者の間では数多くの略語が使用されているという。




もはや定着?「スタ爆」


略語ではないが、連続でスタンプを送りつける「スタ爆」という行為も流行っている。
これは、構ってほしい時(ちなみにこちらも若者言葉では「かまちょ」と言う)や気づいてほしい時にやるもの。
Twitterで検索すると、「LINEでスタ爆された」と、スマホのスクリーンショットを添付したツイートがかなりある。スタ爆はかなり浸透していることが分かる。





スタ爆のせいで、未読件数がとんでもないことになることもあるようだ。



思い返せば、90年代後半には女子高生を中心に「チョベリグ」(超ベリー・グッドの略)といった略語が流行り、流行語大賞にもなっていた。
今回あげた若者言葉のいずれかが流行語大賞となってもおかしくないのかもしれない。